離婚をしたのになかなか縁が切れずにずるずる関係が続いてしまったり、離婚を申し出ても了承してもらえなかったり、争う結果になってしまったり、離婚が成立するまでの気苦労は絶えません。
そのようなときは、縁切り神社を参拝してみてがいかがでしょうか。 東京 都の 縁切り 神社 で有名な3社について紹介します。
もういや!いいかげん縁を切りたい人へ 東京都縁切り神社
縁切榎(えんぎりえのき)
板橋区、三田線の板橋本町駅から徒歩5分ほどの場所にある『縁切榎』は、江戸時代から悪縁切りのおまじないをしてきた榎大六天神社のご神木になります。
当時は縁切りにあうことを恐れて、嫁入りする娘はこの木の下を通らなくてすむよう、迂回路までつくられたほど、ご神木の効果は抜群でした。その効果から、江戸時代の一部の女性には“救世主”とまであがめられていたほどです。
男女間の悪縁はもちろんですが、お酒や病気などと縁を切ることでも有名です。お願いごとをするときには、ご神木の樹皮をそぎ取って煎じて相手に飲ませるといいとされていますが、現在ではご神木を守るため皮をそげないよう守られています。
ご神木の近くには絵馬を奉納する場所があるのですが、社務所がないため絵馬は近くの商店街の店舗で購入します。絵馬には実名と具体的な内容を記載した方がより効果があるようです。
於岩稲荷田神社(おいわいなりたみやじんじゃ)
新宿区四谷にある於岩稲荷田神社は、『東海道四谷怪談』で有名なお話である“お岩さん”を祀っている神社になります。
お岩さんといえば、夫に騙されて殺されたお岩さんが、悪霊となって夫とこらしめたという怖い話で有名ですが、実際のお岩さんは家事も仕事も一生懸命こなす誠実で聡明な主婦だったようです。
しかし、夫の裏切りにあい殺されてしまった恨みをはらすべく、自ら幽霊となって夫との悪縁ともいえる縁を切ったことから、縁切りとして有名になりました。
この於岩稲荷田神社はお岩さんの自宅にあたる場所で、彼女の子孫が神主を務めていることも、人気の理由の一つのようです。
そして、縁切りといってもとくにDVやなかなか別れてくれない夫や彼氏、ストーカーなど執着してくる男女間での縁切りにご利益があるとされています。
なかなか思うように離婚話が進まない場合や離婚に承諾してくれない場合は、足を運んでみてはいかがでしょうか。
厳島神社(いつくしまじんじゃ):抜弁天(ぬけべんてん)
新宿区余丁町にある抜弁天厳島神社は、源義家が祈願した神社として有名です。山ノ手七福神の神である弁財天(弁天)を祀る神社として知られていますが、参道が南北に抜ける道であることと、義家が苦難を切り抜けたというお話から、『抜弁天』の名で親しまれています。
弁天様は七福神の中でも唯一女性の神様になります。さまざまな人が弁天様を信仰し、多種多様な願いごとを叶えられてきました。
しかし弁天様は嫉妬深く、参拝にきたカップルは別れるという都市伝説のような話もあります。そういった弁天様のお話と、義家の苦難を切り抜けたお話から、抜弁天は縁切りとしても知られるようになりました。
抜弁天は、人との悪縁はもちろん、良縁を邪魔する縁も切ってくれるとされています。
そもそも弁天様のご利益には、財を与え天災などから守るということの他に戦勝をもたらすというものがありますので、離婚調停や離婚裁判など勝負があるときには参拝してみてはいかがでしょうか。
悪縁を断ち切って良縁を呼ぼう
良縁をつかむには、まず悪縁を断ち切らなければめぐってこないともいわれるほど、悪縁のもつ影響は大きいとされています。縁切り神社への参拝後、自分では断ち切れなかった悪縁を切ることができたなど、縁切り神社には切れたことを喜ぶ声が数多くあります。
円満に離婚をしたいと誰もが願いますが、親権問題や財産などが絡み、それまでの2人の関係性もあってなかなか円満に離婚とはならない人が多く、たとえ離婚できたとしても、なかなか切れない夫(妻)との縁や両家との縁などで悩む人も増えています。
離婚をするうえで、つかれたな・・・しんどいなと思ったときに、参拝することで心が軽くなることもあります。
離婚という精神的苦痛を伴う人生の分岐点を乗り越えるためにも、新たな道を気持ちよく進むためにも、リフレッシュもかねて縁切り神社を参拝してみてはいかがでしょうか。
まとめ
もういや!いいかげん縁を切りたい人へ 東京都縁切り神社
縁切榎(えんぎりえのき)
於岩稲荷田神社(おいわいなりたみやじんじゃ)
厳島神社(いつくしまじんじゃ):抜弁天(ぬけべんてん)
悪縁を断ち切って良縁を呼ぼう