離婚後に元夫が養育費を 払わない というケースを耳にしたことがあるでしょう。シングルマザーにとって養育費がきちんと払われるかどうかは、生活を左右するとても大事なことです。
毎月きちんと 養育費 を支払わせるための 方法 を確認してみましょう。
養育費を払わない父親から払わせる方法
養育費が支払われないことは意外と多い?
さまざまな理由から一人で子供を育てている女性が増えておりますが、一番多い理由は離婚によるものでしょう。
共働き家庭で仕事と家事、育児を両立する場合でも、とても労力のいることですが、シングルマザーが両立をする労力がどれほどなのか、想像するだけですぐに理解できるでしょう。
また育児と仕事の両立のために非正規雇用で働くシングルマザーは多く、経済的にも厳しくなることは必然です。そのため養育費が支払われているかどうかは、生活を左右するとても重要なことです。
しかし、実際に養育費が支払われているケースというのはたいへん少なく、全体の2,3割といわれており、それがシングルマザーの経済状態を厳しくさせている要因の一つでもあるのです。
どうして決めたはずの養育費を払わないのか
子供を育てていくためには、かならずお金は必要です。子供が大きくなれば、行動範囲が広がり、それに比例してかかる費用も増えてゆきます。また子供が成長すれば学費も掛かるようになります。
父親であればそのような事情をとうぜん理解しているはずと思えても、払われなくなってしまうケースがあとを絶ちません。なぜ払われないケースが出てしまうのでしょうか。
離婚をした当初から、母親側が別れた原因などにより相手方と接点を断ちたいなどの理由で、養育費を受取らない場合もあるでしょうが、きちんと養育費の取り決めをしていたにも関わらず、不払いになってしまうケースや、相手方の経済状態の変化により支払われなくなるケースなどがあります。
相手方の再婚により子供が産まれる、住宅ローンの返済がかさむなど、さまざまな理由から養育費を工面する余裕が無くなってしまい、結果支払われない、などがあげられます。
養育費の未払いを防ぐには
養育費の取り決めがされていたのに支払われなくなってしまう理由には、父親側の責任感の欠如があると言われています。
その背景の理由の一つに、子供との交流の少なさがあげられます。離婚後、住んでいる場所が離れてしまい、なかなか会えなくなってしまった、また、母親が父親と子供を会わせることに非協力的である、などの理由からです。
子供とのかかわりが気薄になった結果、徐々に親である責任感が薄れ、養育費の不払いに繋がるようです。離婚をした原因によっては、父親に子供を会わせることに抵抗を感じてしまうことはあるでしょう。
しかし、養育費が支払われなくなってしまっては本末転倒です。父親である自覚と責任を持続させるためにも、子供と定期的に会う時間を作り、かかわりを継続させることが大切です。
もし養育費が支払われなくなったら
協議離婚が決まり、話し合いできちんと養育費の取り決めをしたとしても、口約束だけで終わらせてはいけません。きちんと文書で残しておくことがとても重要です。ただの文書ではなく「公正証書」を作成しておいた方が安心です。
公正証書というのは、当事者が取り決めをした約束ごとを、公的な書面で作成する証明書のことです。公正証書を作成しておくと、万が一、養育費が支払われなくなった時に、裁判や調停を起こさずにすばやく給料を差し押さえるなど、強制執行ができます。
また、公正証書を作成しておくことで、相手方に対して、きちんと支払わなければいけないと、心理的な圧迫を与える効果があり、未払いを防ぐためにも効果があるでしょう。
公正証書の作成には多少の費用と時間はかかりますが、それでも離婚時にきちんと手続きをしておくことが、その後の安心した生活のためには必要なことになります。
また、先程も述べたように、父親と子供の交流を継続させることで、父親としての自覚を持たせ、子供のために父親と母親が良好な関係を築くように心掛ければ、未払いを防ぐことが可能になるでしょう。
まとめ
養育費を払わない父親から払わせる方法
養育費が支払われないことは意外と多い?
どうして決めたはずの養育費を払わないのか
養育費の未払いを防ぐには
もし養育費が支払われなくなったら
養育費を払わない父親から払わせる方法