別れたいけど別れたくない という一見すると矛盾する感情を持ってしまうことは往々にしてあります。別れたいけど別れたくないという感情が気持ちの上での問題なのか、もしくはDVやギャンブルといった実情からのものであるのか、まずは整理しましょう。
そのうえで、離婚をした方が本当によいのか考えるべきでしょう。
別れたいけど別れたくない ~後悔のない選択とは~
別れたくない理由
まずは、なぜ別れたくないのかという感情、事情を紙に列挙してみるなどして、整理をしてみましょう。ルックスが好み、楽しい思い出がある、ひとりになると寂しいといった感情を思いつくだけ紙に書いてみます。
次に、夫の給料が良い、友人関係がうまくいっている、シングルマザーとなってしまったら困窮してしまう可能性が高い、などの事情も思いつくだけあげてみます。
別れたくないという理由は、大きくわけると感情によるものと、事情によるものがあります。思い出を壊したくない、夫に情が移ってしまったなどの感情によるものと、生活が苦しくなるといった事情によるものを別けて考えることがコツです。
できるだけ細かく分析をしてみましょう。もしも別れたくない理由が学生時代の思い出だったり、たくさんデートをした思い出だったりする場合には、過去にとらわれているだけかもしれません。
別れたい理由
別れたくない理由を思いつくだけ列挙したら、次は別れたい理由も同じように考えてみます。別れたい理由についても、感情によるもの、事情によるものとわけて考えるのがよいでしょう。
別れたい感情としては、価値観が異なる、結婚をしてからルックスが劣化して好きではなくなった、性格が嫌いになったということがあげられます。
別れたい事情としては、夫がギャンブルにハマっている、借金をしている、転職をして給料が落ちた、夫の家族とうまくいかないというようなことがあげられます。
感情なのか事情なのかはっきりとわけられないときには、そう難しく考える必要はなく、感覚でわければ大丈夫です。
解決できる問題なのか?
別れたくない理由と、別れたい気持ちを整理したら、次は気持ちの大きさを計りましょう。単純に別れたい理由のほうがたくさんあげられたから別れる、というふうにはいかないと思います。別れたい理由が1つだけでも、それが大きいものなら別れたほうがいいケースもあります。
感情には一時的なものと、長期的なものがあります。夫が浮気をしていて、許せないという感情なら、夫がすぐに浮気をやめてくれたら一時的なものとなります。夫が浮気をやめられない性格なら、長期的なものとなります。
夫の浮気を許容できるのか、そうでないのかは、本人のキャパシティにもよります。我慢ができないレベルなら、別れるしかありません。
事情の場合には、解決策が見つかることがあります。夫の給料が低いという事情なら、自分もパートをして収入を得ることで解決ができることがあります。
落ち着いて判断する
友達の旦那さんが大企業に勤めていて、年収がいくらといった話を聞いていると、自分の夫に不満を持ってしまいがちになります。夫の年収は平均的であるのに、友達の旦那さんと比べてしまって不満を持っているのだとしたら、それは比べてしまっていることが失敗です。
また、自分を過大評価しすぎていないかということも考えてみましょう。自分ならもっといい男性と結婚できると思って離婚をしたら、だれにも見向きもされなかったという話もあります。離婚をしたことに後悔をしても、遅いのです。
総合的に考えて、離婚をしたほうがいいという結論に至ったら、離婚に強い弁護士に相談をしてみましょう。専門家のアドバイスも聞き、やはり離婚をしたほうがよいという結論が変わらないのであれば、あなたは離婚をしたほうが幸せになれるのかもしれません。
まとめ
別れたいけど別れたくない ~後悔のない選択とは~
別れたくない理由
別れたい理由を考えてみる
解決できる問題なのか?
落ち着いて判断する