浮気がバレると高い確率で修羅場になります。基本的に、主導権は相手がにぎっています。浮気をしていた側は、後ろめたい気持ちがあるので相手の言うがままになってしまう可能性が高いです。しかし、相手の言うがままになってしまって、高額な慰謝料の書類にサインをしてしまうと後で大変なことになります。
浮気 の 修羅場 では、一定の知識が必要になります。
浮気がバレて修羅場になった時の対処法
法律上の浮気に該当しない場合
一般的に考えられている浮気と法律上の浮気は意味が違います。日本人の場合、キスやハグでも浮気ととらえる人が多いです。もしも浮気がキスやハグのことを指しているなら、法律上の浮気ではありませんので、慰謝料の支払い義務は発生しません。
しかし、キスやハグでも相手を傷つけてしまったと感じたなら、慰謝料を支払うことは自由です。ただし、その場の勢いで書類にサインをしてしまったりすることはやめておいたほうが無難です。
民法上の不貞行為にはあたらなくても、継続的に裏切り行為を繰り返している場合には慰謝料が請求されてしまうこともあるので注意しましょう。日本人の一般的な感覚ではキスでも裏切られたと感じてしまうので、相手を傷つける行動は避けるべきです。
不貞行為に該当する場合
法律上の浮気とは、不貞行為のことを指します。配偶者以外の異性と継続的な肉体関係を結んでいる場合には不貞行為にあたります。
不貞行為は民法上の不法行為にあたるので、慰謝料の支払い義務が発生します。不貞行為が原因で離婚をした場合、慰謝料の相場は100万円から500万円です。
また、配偶者だけでなく浮気相手にも慰謝料が請求できます。浮気相手にも落ち度があるので迷惑をかけたなどと考える必要はありませんが、浮気をしたら浮気相手にも高額な慰謝料が請求されてしまうことがあるということは知っておいたほうがよいでしょう。
証拠がなければしらばっくれても大丈夫?
いくら不貞行為をしていても、相手が証拠をそろえていなければ裁判になっても離婚を回避できるかもしれません。ただし、人道に反する言動は控えるようにしておきましょう。
浮気を素直に認めて反省している場合と、浮気を否定しつづけていて、最後の最後で証拠を突きつけられて仕方なく認めるケースでは、後者のほうが慰謝料の金額が跳ね上がることがあります。
すべて正直に話さなければいけないというわけではありませんが、しらばっくれるようなことはせず、できるだけ誠実に対応しましょう。
相手が証拠をそろえていない段階でも誠実な対応が必要ですが、証拠をそろえられている場合には素直に認めるしか選択肢はありません。その場合は慰謝料の金額を下げる方向にもっていきましょう。
離婚問題に強い弁護士に相談をすることがおすすめです。
話し合いで解決できたら一番よい
以上のような法律の知識は知っておいたほうがよいとして、話し合いで解決できるのが一番よいです。修羅場になったらとにかく謝って、もう二度としないと誠意を見せれば相手も許してくれるかもしれません。
離婚では、9割の人が協議離婚をしています。つまりは裁判所の力を借りずに、夫婦の話し合いだけで解決しています。
不利な条件での示談にならないように、知識はしっかりと身に付けておくべきですが、離婚をするにしろしないにしろ、なるべく話し合いで解決できるような努力が必要でしょう。
逆に浮気の事実を知ってしまったら
逆に配偶者の浮気の事実を知ってしまったらどうでしょうか。その場合は、配偶者と浮気相手から慰謝料をとるべく証拠をつかむことが重要になります。
確実な証拠をつかむなら探偵に依頼するのが一般的です。浮気の事実を知ってすぐに相手を追い詰めて修羅場にすることは避けたほうがよい場合もあります。
相手に警戒されてしまったらいくらプロの探偵に依頼しても証拠をつかむことは難しくなるからです。知らないフリをしておいて、その裏で証拠をつかむという選択肢もあるということは覚えておきましょう。
すぐに相手を問い詰めて修羅場を作り出すというのも1つの方法です。その際は、しっかりと相手が浮気を認めたことをボイスレコーダーに保存したり、書面にして残しておきましょう。口約束では「言った・言わない」の争いになります。
まとめ
浮気がバレて修羅場になった時の対処法
法律上の浮気に該当しない場合
不貞行為に該当する場合
証拠がなければしらばっくれても大丈夫?
話し合いで解決できたら一番よい
逆に浮気の事実を知ってしまったら