単身赴任している夫婦の離婚率は、一般家庭にくらべ離婚率が2倍といわれています。原因はさまざまですが、物理的な距離がはなれると、心の距離もはなれてしまうようです。
「もう 離婚したい 」、そういったことにならないように、 単身赴任 における離婚原因と対策をあわせてみていきます。
単身赴任中の夫婦が離婚したいと考えている原因と対処法
単身赴任における離婚の原因
ある調査によると、単身赴任をしている夫婦の離婚率は一般家庭にくらべ、2倍にもおよんでいることがわかりました。
現在、単身赴任している夫は40万人いるといわれ、そのうちの28000組(7%)が離婚に至っています。その離婚原因は主に以下の3つです。
浮気や不倫
単身赴任における離婚原因の80%が、浮気や不倫によるものであることが現状です。はなれて暮らしているうちに、さみしさから浮気や不倫をしてしまうケースが多いようです。
また距離がはなれているので「バレない」と考え、赴任先で浮気や不倫をする場合もあるといわれています。
妻の場合、夫がいないことによる開放感から「妻」から「女」になるのです。そして夫は、単身赴任によるストレスがたまっており、ストレスを発散させるために浮気や不倫をするといったパターンにおちいってしまいます。
物理的な距離がはなれると、心の距離もはなれてしまうといえるでしょう。
ATMあつかいされていると感じている
単身赴任中で久しぶりに家に帰っても、妻にそっけない態度をとられたり、いやな顔をされたりしてしまうというケースが多いようです。
その場合夫は、「お金さえ入れていればこちらのことはどうでもよいのか」と感じてしまいます。そして妻に対して愛情がなくなってしまい、「離婚をしたい」と考えるようになるのです。
だらしない生活をしている相手にうんざり
夫婦双方ともに、相手がいないことをいいことにだらしない生活をおくるケースが少なくありません。
夫の場合は、赴任先で外食やコンビニ弁当を中心とした食生活になりがちです。そういった食生活を続けていれば、太ってしまうことは当然といえます。
一方で妻は、夫がいないことで家事やせんたくの負担がなくなり、そのままだらしない生活をするようになるようです。そのため夫と同様、体型がくずれてしまい太るというパターンにおちいります。
そしてその生活に慣れているときに夫が赴任先から帰ってきても、「うっとうしい」と感じてしまうのです。
以上のように、お互いに対して「もう、うんざり」と思ってしまい、愛情がなくなってしまいます。中には太った相手を見て、「生理的に受け入れられない」と感じてしまうケースも少なくありません。
相手がいない生活に慣れ、必要性を感じない
当初は相手がいないさみしさや不安を感じていましたが、次第に相手がいないことを当たり前と思うようになります。そして「相手がいなくても別に問題ない」「いなくてもやっていける」と気づき、相手の必要性に疑問をもつというパターンもあるようです。
単身赴任中の相手への接し方
単身赴任中の相手への接し方は主に2つあります。
できるかぎり電話やメールで連絡を取りあう
これは当然といえることかもしれませんが、以外にもできていない夫婦が多いのです。相手に自分の声を伝え、相手に自分の存在を心にとどめてもらいましょう。
電話やメールでなくてもかまいません。ラインやツイッターなどのSNSでコメントをやりとりすることも1つの手段といえます。
何かあったらすぐに相談
ささいなことでもかまわないのです。子どものことや友人知人のことなど、探せばいくらでもみつかります。「あなたを頼りにしている」とアピールすることが目的なのです。
もう1つは、相手に「疎外感」をあたえることを避けるためです。夫が赴任先から帰ってきて、環境や知らない出来事があると「疎外感」を感じてしまい、気持ちがはなれてしまう可能性が否定できません。
コミュニケーションが大切
前の項で説明した「単身赴任中の相手への接し方」はいずれも、相手とコミュニケーションをとることといえるのではないでしょうか。
物理的な距離がはなれていても、こまめに連絡をとりあうことにより、自分の存在を相手の心にとどめることはできるのです。そのため物理的な距離がはなれていても、心の距離ははなれることはありません。
単身赴任で離婚をすることがないよう、お互いにコミュニケーションをとり、親密な関係を維持するようにしたいものです。
まとめ
単身赴任中の夫婦が離婚したいと考えている原因と対処法
単身赴任における離婚の原因
単身赴任中の相手への接し方
コミュニケーションが大切