シングルマザーになってしまった人は、お金に困る確率が高いと言われています。まずは国が用意している制度を利用するべきですが、役所などに相談をせずに手軽に消費者金融などで借りてしまう人もいるようです。
ここでは、 借金 取り から逃れる方法について解説します。
シングルマザーが借金取りから逃れる方法
返せるあてのない借金はしてはいけない
まず、大前提として、返せるあてのない借金はしてはいけないということは理解しておきましょう。例えば、給料が30万円で、生活費が20万円かかるとしたら、単純に考えたら10万円は余裕があります。
このくらい余裕がある人なら、50万円の借金をしても最短で6ヶ月(利息があるため)で返済できます。趣味などに5万円を使ったとしても、残り5万円は借金返済にあてられるので、11ヶ月で返済ができるでしょう。ボーナスがあるなら、ボーナスで一括で返済してしまうという手もとれます。
このように、借金というのは返せるあてのある人がするものであり、金融機関もそのような人にしかお金を貸しません。しかし、返せるあてがないのに借金をしてしまって、金融機関も審査に通してしまうということが少なからず起こります。
金融機関の審査も完璧ではないので、貸してはいけない人に貸してしまうこともあります。シングルマザーの人は、お金に困ってもなるべく国の制度を利用するようにして、金融機関には頼らないようにしておきましょう。
借金取りから逃れる方法
シングルマザーが借金取りから逃れる方法としては、債務整理が代表的です。債務整理には任意整理、個人再生、自己破産などがあり、どれも簡単にできる方法ではないですが、シングルマザーは比較的債務整理が認められやすいと言われています。
任意整理では、利息と遅延損害金をゼロにしてもらって、その後無理のない分割払いで借金を返済していきます。利息がゼロになっているので、返済期間は長くするほどメリットがあります。
個人再生はマイホームを残したい場合や、特定の職業についている場合にメリットがありますが、シングルマザーが個人再生という方法をとることはあまりないようです。個人再生は借金が100万円以下ではほとんどメリットがないということもあります。
自己破産は、すべての借金をゼロにする方法です。自己破産は裁判所から免責が下りなければ借金をゼロにはできませんが、シングルマザーは免責が下りやすいようです。
借金をゼロにできる自己破産が最もメリットがあるように思えますが、弁護士費用などで20万円から50万円程度がかかりますので、なるべく任意整理で解決してしまうことが望ましいです。
債務整理のデメリット
債務整理は重大な契約違反にあたるので、金融機関からの信用を失います。債務整理をしたときに借金をしていた金融機関からは一生お金が借りられなくなったり、クレジットカードが作れなくなる可能性があります。
また、金融機関は個人信用情報機関に加盟していて、情報を共有しているため、債務整理をしたという情報は他の金融機関にもわかってしまいます。およそ5年から10年間は金融機関からの信用を失った状態になります。
デメリットは任意整理が最も少ないので、なるべく早めに弁護士などに相談をして、任意整理で解決してしまうようにしましょう。
闇金から借りてしまったら?
近年では法律が整備されてきたこともあり、借金取りに悩まされるということはかなり減っています。借金取りに悩んでいる人の中には、闇金で借りてしまったという人の割合が多いかもしれません。
闇金は正規の金融機関ではなく、違法な業者ですので、法律は守っておらず、どんな手段を使ってもお金を回収してきます。闇金問題はとてもやっかいな問題ですので、通常の法律事務所に相談をしても依頼を断られることも多いです。
闇金問題については、インターネットなどを利用して全国から闇金問題に強い弁護士や司法書士を探して相談をしましょう。
まとめ
シングルマザーが借金取りから逃れる方法
返せるあてのない借金はしてはいけない
借金取りから逃れる方法
債務整理のデメリット
闇金から借りてしまったら?