離婚後の再婚も増えていることから、近年ではステップファミリーも多くなっていますが、虐待死する子どもの家庭がステップファミリーであることが多く、実子ではない子と暮らすことは心配だという声もあります。
今回は、 ステップファミリー が家族になるには何が大切なのかをご紹介します。
ステップファミリーが円満な家族関係を築くには
急いで親になろうとしない
パートナーの子供に認めてほしいという焦りや、実子と同じように精一杯可愛がりたいと思う愛情が、逆に関係を複雑なものにさせるケースが多いようです。
なんの信頼関係も気づかずに、完璧にパートナーの子供の親になろうとするほど、自分を親として受け入れてくれるのだろうか、前妻(前夫)との関係が気になるなどの感情が芽生えてきます。完璧な親になろうとするのは、誰だって難しいことです。
また子どもも、あなたとの距離感をつかめないうちに急に親の都合で一緒に住むことになった人にいきなり親のような態度を取られたら、不信感を抱く場合もあります。これが、互いの関係がうまくいかなくなる原因なのです。
無理に親になるのではなく、パートナーの子供に対して、まずは姉(兄)となり、友となり、子どもとの距離が近い関係になることから始めることが今後の関係を左右する重要なポイントになってきます。
パートナーの子供を一生懸命愛していくことがで、時間はかかりますが、子どもにその気持ちがしっかりと伝わり、強い絆を作ることができます。まずは親になろうと焦らず、時間をかけてゆっくりと一人の人間として関係を築いていくことが大切なのです。
気を使わなくてもいいという関係を築く
ステップファミリーが家族になるには、血縁関係なく本音をはっきりと言い合える関係を作ることも大切です。円満な家族というのは血のつながりに関係なく、家族に本音でぶつかり合うことができる雰囲気作りがうまくできているから、円満なのです。
血のつながりがないということは気にしないと思ってみても、実際家族として暮らしてみると血の繋がりがないということの壁が大きく感じてしまうこともあります。
だからこそ、精神的にはできるだけ近くに寄り添うことができるように、血縁のある家族以上に、言いたいことははっきりと言えるような親子関係を作ることがポイントです。
また、パートナーとも、ステップファミリーとして生活する上でお互いの悩みなどを包み隠さず、はっきりと伝える、聞ける環境づくりをしなくてはなりません。
元々は他人だった人間が一つ屋根の下に住むですから、お互い気を使っていたら精神的な負担が大きくなり、それはあまりいい状態とはいえません。確実な信頼関係を築くということが大切です。
子供とも仲良く、パートナーとも仲良く
当たり前のことと感じることですが、夫婦仲をよくすることを考えることも重要なポイントです。
ステップファミリーにおいては、いかにパートナーの子どもとうまくやろうか、どのように親子関係を築けばいいのかというのが一番の悩みのように感じますが、最も大事なのは結婚を決意した夫婦の愛情がどれだけあるのかです。
子どもはもちろん大事ですが、そもそも夫婦仲が良くしていなければ、ひとつの家族になろうとした決心の原点を見失うことになってしまいます。それでは、わざわざステップファミリーになった意味がありません。
夫婦仲をいつも平穏にしていれば、子どもとの関係が上手くいかなくても悩みは軽減され、それは家族全員にとってもプラスになります。せっかく家族になろうとお互いに決心したのですから、幸せになりたいと思う気持ちは、自分もパートナーも同じはずです。
子どもと同じくらいパートナーを愛することが大切です。
まとめ
ステップファミリーが円満な家族関係を築くには
急いで親になろうとしない
気を使わなくてもいいという関係を築く
子供とも仲良く、パートナーとも仲良く