姑 と 同居 している方の中には、姑の言動に対して ストレス を感じることも多いことでしょう。そして同じ家で暮らす以上は、対処しないと心身ともにもたないと思う方が多いことも現実です。
嫁が姑に対してストレスに感じていること、そのストレスへの対処法もあわせてみていきます。
姑との同居でストレスを感じている場合の対処法
同居と離婚の関係
ある調査によりますと、姑と同居している嫁300人のうち約7割もの嫁が、「姑とは別居したほうがうまくいく」と答えたとのデータがあります。
また姑と同居している嫁の半数以上が、「同居に疲れを感じている」と答えたそうです。そそして姑と同居している嫁の4割近くが、「離婚をしたい」と考えていると回答したのです。
もっとも大きな原因として「姑に対するストレス」があげられています。ではそのストレスとは一体どういったものなのか、次の項でみていきます。
姑との同居でストレスを感じるとき
姑との同居で嫁がストレスを感じるときは、主に以下の5つです。
1・育児に口出しをしてくる
育児の経験がある姑は、悪意があって育児に口出しをしているわけではないようです。姑にとって孫はやはりかわいいものですから、姑からすると「育児経験がある先輩」として嫁に対し、親切心でアドバイスをしていると考えています。
しかし今と昔では育児環境がちがいます。そして現在の育児方法において、昔の育児方法は「まちがっている」といわれているのです。嫁からすれば「まちがった育児方法」を押し付けられているのですから、心中おだやかではないといえるでしょう。
2・プライバシーを無視
夫の母親とはいえ、お互いはもともと赤の他人です。そのためお互いがうまくやっていくには、適度な距離感が必要といえるでしょう。また、最低限のプライバシーは尊重するべきなのです。
しかし姑の中には、最低限のプライバシーを無視(もしくは理解していない)する姑が多いといわれています。「ノックをせずに部屋に入る」「何のことわりもなしに、物を使用したり持ち出したりする」といったケースです。
同居をはじめた当初はがまんができていましたが、次第にストレスを感じるようになり、姑に嫌悪感を覚えるというパターンにおちいってしまう嫁が後をたちません。
3・お互いに気をつかう
お互いがうまくやっていくには「適度な距離感が大切である」と先述しましたが、あまりにも距離感がはなれていると、それがストレスになる場合もあります。
嫁を気づかう姑は「気さくでいい姑」ともいえますが、あまりに気をつかわれてしまうと嫁もかしこまってしまい、お互いが必要以上に気をつかうようになってしまうのです。結果として気をつかいすぎて、ストレスと感じてしまうのです。
4・価値観の違い
夫とはお互いの価値観が違うことを理解して一緒にいますが、いざ同居をはじめると姑との価値観のちがいに気づき、ストレスと感じている嫁も少なくありません。
嫁からすると「ささいなこと」であっても姑からすれば「がまんができない」といったパターンです。また逆のパターンによって、嫁がストレスを感じてしまう場合もあります。
5・嫁いびり
夫や孫に対してはやさしく接しているのに、嫁には小言やイヤミによって「嫁いびり」をする姑もいるのです。
たまに顔を合わせる程度であればそれほど問題ではありませんが、同居している場合、常に小言やイヤミにさらされている状態ですから、ストレスがたまってしまうといえるでしょう。
ストレス源の姑への対処法
対処法は以下の2つとなります。
1・思ったことは言う
思ったことをストレートに言ってくる姑であればこちらも同様、思ったことは言うべきです。ストレートに言ってくる姑は、悪気があって言っているわけではないのです。
逆に悪気がある姑であれば、言い争いに発展する可能性が否定できません。しかし同居は姑がいるかぎり続くものですから、言い争いに発展する覚悟をもったうえで意見を言うことが重要です。
2・姑への期待を手放し、距離をおく
1で説明したことをおこなっても改善されない場合、またはおこなうことが困難であれば、姑に期待はせずに距離をおくことです。
ストレスを感じはじめたら「買い物をするために外に出る」「実家に戻る」など、物理的な距離をおいてください。
姑への対処法=改善できることに期待している、ともいえるのではないでしょうか。ですから改善されないのでありましたら、割りきったうえで距離をおきましょう。
価値観はこれまで生きてきた中で形成されたものですから、相手を変えようとすることは不可能です。したがって相手を変えようとするのではなく、自分を変えることが最も有効な対処法なのです。
まとめ
姑との同居でストレスを感じている場合の対処法
同居と離婚の関係
姑との同居でストレスを感じるとき
ストレス源の姑への対処法