結婚は、多くの人から祝福を受ける人生の一大転機といっても過言ではありません。そのような一大転機だからこそ、結婚後に「こんなはずではなかった・・・」という思いをすることも多々あるようです。離婚率が高まる中、結婚後1年以内に離婚する「新婚離婚」も増加傾向にあるとのことです。
こうした人たちは、 新婚 にもかかわらずどうして 離婚したい のでしょうか。
新婚なのになぜ?それでも離婚したい人に向けて
新婚離婚はいけないことなのか?
よく「石の上にも三年」といわれますが、これは我慢を強いるときに用いられることわざです。その一方で、「思い立ったが吉日」ということわざもあります。思いついたらすぐに行動に移すべきという意味ですが、新婚で離婚したい人に対してはどちらの解釈が適切なのでしょう。
確かに結婚生活には我慢が必要でしょうが、3年もの我慢を続ける必要があるのか少々疑問に感じますし、離婚したいからといってそう軽々しく離婚することもおすすめできません。
しかし熟慮を重ねた結果、どうしても離婚したいようであれば、新婚だからという理由で離婚を思いとどまるのはいかがでしょう。我慢して離婚したい相手と一緒にいるより、思い切って離婚に踏み切ることも大切ではないでしょうか。
我慢しながら貴重な時間をいたずらに費やすよりも、人生の新しいステップに向けて、建設的な時間の過ごし方をしたいと思いませんか。我慢して一緒にいたところで、相手が変わってくれる保証はどこにもないのですから。
新婚離婚のメリットについて
新婚離婚の最大のメリットは、無駄にすることなく時間を有意義に使えること。時間は無限に与えられているわけではありません。お話ししたように、将来相手が変わる保証などはどこにもありません。
10年我慢して結婚生活を続けた挙句、結局は別れるといったことにもなりかねないのです。そうであれば、思い切って新婚の時に別れたほうがダメージは少なくて済みます。
「いつか好きになれるかもしれない」とか「いつか相手が変わってくれるのでは?」などといった淡い期待を持つべきではないでしょう。人の本質はそう簡単に変わるものではありません。そのような期待を持つくらいなら、むしろ自分が変わるべきでしょう。
新婚離婚のデメリットは?
新婚離婚のデメリットとしては、周囲の視線が厳しくなることが考えられます。結婚してわずか数年で離婚に至る新婚離婚に対する世間の印象は、決して良いとはいえません。
離婚して一番つらい思いをしているであろうあなた自身に、何か問題があって離婚したのではと考える人もいることと思います。
そして、あまりに離婚を急ぎすぎると、相手のことを理解できないまま別れてしまうことにもなりかねません。相手の欠点に目を奪われてしまって、相手の良さが見えなくなってしまうことがあります。
欠点ばかりでなく、離婚を決断する前に相手の良いところを見つける努力をすることも大切ではないでしょうか。
スムーズに離婚できないときは
通常、離婚は夫婦の合意さえあれば、理由がなくても成立します。これを協議離婚といいますが、協議離婚ができない場合は、家庭裁判所に申立てを行う調停離婚の手続きを取ることが一般的です。
離婚調停では第三者である調停委員が夫婦の間に入って話合いを行います。したがって、相手が納得できるような理由がないかぎり、離婚成立は難しくなります。
暴力やモラハラなど、離婚の根拠となる言動があるにもかかわらず相手が離婚に応じてくれないような場合は、別居してみるのも1つの方法です。
離婚を扱う弁護士に相談したり、相談所の窓口に相談してみたりするのもよいでしょう。
まとめ
新婚なのになぜ?それでも離婚したい人に向けて
新婚離婚はいけないことなのか?
新婚離婚のメリットについて
新婚離婚のデメリットは?
スムーズに離婚できないときは