現在は離婚率が高くなり、約2分に1組の夫婦が離婚しているという驚きの統計も聞かれるようになりました。インターネットやテレビで頻繁に取り上げられる有名芸能人の「離婚」「慰謝料」「養育費」等という問題は他人事ではなく身近な出来事である事が数字でわかります。
今や離婚を考えるのはお隣さん、友人、知人、大袈裟に言うと家族問題でもあります。また、女性の社会進出により離婚しても自立して生きていけるという社会背景があります。逆に男性が比較的、離婚に消極的であるのは出来れば穏便に生活していきたいとか社会的地位を失いたくないという思いがあると思います。
また、 離婚を 考える 理由は世代によって違います。一般的によく見聞きする性格の不一致、すれ違いは本当なのかそれぞれの世代から離婚を考えます。
世代の違いから離婚を考える(前編)
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若年層の離婚を考える
日本の法律では男性が18歳、女性が16歳で結婚が可能になります。しかし法律で20歳で成人とされているのも事実なので、結婚により大人として認められる訳ではないという事です。
年齢が追いついていないのか精神的に追いついていないのかよくわかりませんが、成人を迎えなくても結婚は出来るという法律は疑問です。成人になっていない故に10代の結婚は未熟な事も多く親や周りの大人が支援しないと難しい点が多いです。
生活面に於いてまだまだ自立していないまま現実の結婚生活に入り、人の親になっても成人に達していない為、子どもが子どもを産むという悲劇を招く事も少なからずあります。
違う環境で育った二人が新しい家庭を築くのですから性格や習慣が違うのは当然ですが簡単ではありません。しかしながら若さとエネルギーがあるという点で言えば早く結論を出して新しい人生を踏み出す人がいるのも不思議ではありません。
中高年の離婚を考える
最近は晩婚化に伴い子どもの出生率も減少しています。子どものいない夫婦も多く、考え方によっては身軽でもあります。社会人経験も長くなっただけ行動も慎重になります。
少し前までは「子どもが成人するまでは離婚しないで結婚生活を続ける」という声をよく聞きましたが最近では「我慢する事が逆に子どもの為にならない」という声も聞かれるようになりました。
難しい年頃と言われる子ども達ですがドライな面を持っている子ども自身がよく知っているのです。本当は子どものために離婚しないのではなく、子どもを育てる自分のために離婚はしないという事を。
最近は両親が離婚しているから、ひとり親家庭だからというマイナスイメージは減って子どもとは切り離して考えられつつあります。これは教育の観点からすれば大きな進歩でもあります。
後編では、熟年離婚や高齢者の離婚についてご紹介します。
まとめ
世代の違いから離婚を考える(前編)
若年層の離婚を考える
中高年の離婚を考える