妻に離婚を切り出してから、すべてが順調に進み離婚が成立するという夫婦は少ないのではないでしょうか。 離婚したくない妻 を 説得 する際に意識することをご紹介します。あなたの離婚への意志が固く、絶対に離婚したいと考えるならば、気持ちをぶらさずに離婚成立まで説得を続けることです。
離婚したくない妻を説得したいときに意識すること
離婚したいと考えた理由をはっきり伝えましょう
すでに別居中だったり、家庭内でほぼ会話がないような状況だったりした場合には、妻はすでにあなたが離婚を切り出すことを予想していた可能性があります。妻の気持ちもあなたと同様に冷め切っている場合には、離婚の話は進みやすいかもしれません。
しかし、表向きはいつもニコニコと接していて、気持ちのみが冷めている場合は、妻は夫婦間の問題を一切感じていないこともあります。そういった状況で離婚を切り出された場合には、まさに寝耳に水の事態で、妻は激しく動揺することでしょう。
そもそも、本音でぶつかりあうことなく不満だけを溜め、離婚を決意するまでに至ってしまった時点で、夫婦として普段からしっかり話し合いができていなかったということです。
もう妻への気持ちがない、一切の未練もないという状況で離婚への意志が固いのであれば、ただ淡々と理由を告げて話を進めましょう。
期待させるような言動はNGです
離婚の話を進める中で、妻が逆上したり、涙を見せたりする可能性も充分にあるでしょう。そのときに動揺したり同情したりして、離婚を踏みとどまるような素振りや言動をしてしまうと後悔することがあります。
一度でもそういう事例が残ってしまうと、妻はそれ以降、「夫は追い詰めれば離婚を踏みとどまる」と考えるようになる可能性があり、離婚を切り出すことがなかなか難しくなってしまうでしょう。
離婚をしたいと初めて伝えるときは、お互いが感情をぶつけ合う事態になることも多く、しっかりと本音で話し合うことが困難かもしれません。大切なのは話し合いの中で「離婚したい」という気持ちをぶらさず、貫くことです。
ときには周囲の力を借りるという選択も
話し合いを重ねても進展せず、どうしても妻が離婚に応じないとお手上げ状態になってしまう場合には、友人や親戚、家族など、周囲の協力をあおぐことも手段のひとつです。ふたりだけでは冷静に話せなかったことでも、仲介役が入ることでまとまることもあります。
また、妻が離婚に応じない場合は、なぜ応じないか理由を聞いてみましょう。
金銭面に問題があるならば生活費をいくら渡すという条件を出す、住む場所に困るというならばいま住んでいる場所を妻に譲る、子育てに対して懸念があるならば面会頻度で調整するなど、条件を提示することで離婚に応じやすくなることもあるでしょう。
説得中に気持ちが揺れれば考え直せる可能性も
妻を説得する中で、冷静な話し合いができている場合、もしかすると問題解決の糸口が見えてくることもあります。そういった場合は、距離置くなどして妻と別々に過ごす時間を作り、「自分が本当に離婚したいのか」を、改めて考えてみるのもありでしょう。
一時的に頭に血がのぼっていただけで、実は案外簡単に問題が解決するということもあります。話し合うことですれ違っていた原因がわかり、お互い歩み寄れる余地があると感じる場合は、一度離婚を考え直してみてはいかがでしょうか。
一度は愛を誓い合って結婚したふたりです。楽しかった時期を思い出すことで未練を少しでも感じる場合は、まだ離婚を決定するのは早いかもしれません。
離婚届を提出するだけで成立する離婚、はっきり言ってとても簡単です。しかし、少しお互いのことを考え、歩み寄ることでまた楽しい日々を取り戻すことができるとすれば、いままで以上に深く愛し合える可能性もあることでしょう。
まとめ
離婚したくない妻を説得したいときに意識すること
離婚したいと考えた理由をはっきり伝えましょう
期待させるような言動はNGです
やり直せる余地がないことを妻に理解してもらうことが重要です
説得中に気持ちが揺れれば考え直せる可能性も