離婚したくない夫 と離婚したい妻で話し合いが難航するというのは、よくあることでしょう。離婚を拒否する夫と離婚を成立させる方法をご紹介します。
なにを言われても、なにをされても、離婚する意思が固いならば絶対に折れないことが重要です。強い意志を持って、離婚成立にこぎつけましょう。
離婚したくない夫との離婚を確実に成立させる方法
まだ同居しているならまずは距離を取ること
夫との離婚を考えているあなたが、まだ夫と同じ家に住んでいる場合、最初にやることは「その家を出て夫と物理的に距離を取ること」です。
あなたが一度でも、その夫と離婚することを覚悟したのであれば、まずは別居なりの方法で距離を取りましょう。
その際に「私が離れてしまって、この人は大丈夫なのか…」などの心配は不要です。
なんらかの理由で夫からのストレスや、物理的・精神的な暴力を受けている場合、あなたはいま冷静な判断ができない状況かもしれません。
典型的なDV夫と、洗脳されている妻という共依存の構図に自分が陥っていないか、現在自分が置かれている状況を、距離を取って客観的に分析してみることが大切です。
別居中の夫の対応を冷静に見ましょう
すでに別居中である場合は、その間の夫の自分に対する対応を冷静に見つめてみましょう。
別居先まで迎えにきたり、電話をかけてきたりする素振りが一切ない、出て行ったことに関して怒りをぶつけてくるという場合は、夫はあなたを自分の持ち物のように扱っており、自分に歯向かって、勝手な行動を取ったと認識しているのかもしれません。
そういう場合、夫は「なぜ妻が出て行ったのか」を考えることは一切せず、ただあなただけを悪者にしています。こうなるとあなたの離婚への意志はどんどん固まっていくでしょう。
また、心を入れ替えたように謝罪をしてくる場合もあるかもしれません。
そこでほだされてしまっては、同居に戻っても、また同じことが繰り返される可能性があります。
夫の中で「妻は出て行っても謝れば帰ってくる」という認識ができあがってしまうと厄介です。
本当に反省しているか、うわべだけの謝罪ではないかを、しっかり見極めましょう。
離婚の意志が固いことを淡々と伝えましょう
遠目から夫を見つめ、あなたの中で離婚をする気持ちがしっかり固まったら、それを夫に伝えます。拒否されても、下手に出られても、淡々と感情を込めずに伝えることが大切です。
どうしても夫が折れない場合は、信頼できる人に間に立ってもらう、弁護士などプロの機関に交渉を依頼するなど、手段を検討すべきです。
例えば夫のモラハラが原因で離婚に踏み切った場合、別居中も夫は引き続き、強い言葉であなたを否定して離婚を拒否してくるかもしれません。
あなたはすでに、夫からの度重なるモラハラ発言で自信やプライドをズタズタにされている状況でしょうから、そこを夫にたたみかけられると、ほだされてしまう可能性があります。
あなたひとりですべてを解決しなくてもよいのです。頼れるものがあれば、信頼できる人でもプロでも、なんでも使いましょう。
夫が折れたら晴れて離婚成立です
あとはただ一言、夫が「わかりました」と言うまで、あなたががんばるのみです。
一度は愛した人との結婚生活、それが終わってしまうのは、つらく悲しいことかもしれません。しかし、それ相応の苦痛を夫が与えたのだということは、まぎれもない事実です。
結婚生活を継続する秘訣は、夫婦がともに相手を尊敬し、思いやりの心を忘れないでいることではないでしょうか。
いまや夫婦の4組に1組は離婚すると言われている時代です。
離婚に至ったことを嘆くこともあるでしょう。ですが、立ち止まっている時間はとてももったいないのではないですか。
「今回は相手が悪かった」と割り切って、自由で晴れやかな人生の再スタートを切りましょう。
まとめ
離婚したくない夫との離婚を確実に成立させる方法
まだ同居しているならまずは距離を取ること
別居中の夫の対応を冷静に見ましょう
離婚の意志が固いことを淡々と伝えましょう
夫が折れたら晴れて離婚成立です