幸せな結婚生活を送っていたのに、どうしてこの二文字が・・・「離婚」を迫られたとき頭の中も心も混乱します。唐突に日常生活を壊されるのは許しがたいことです。 離婚をしたくない 場合、しっかり納得がいくように最善を尽くしましょう。
「する?しない?」 離婚したくないから 気持ちを据えて取り組みたいこと
原因を知る
相手は何を持って離婚したいと言い出したのか、それを知る必要があります。本当の理由がバレないように嘘をつかれることがあるかもしれません。身に覚えもないことで、自分のせいにされるかもしれません。それでもまずは相手の言い分をよく聞いてみることが必要です。
時間をかけて結婚生活をしてきたのですから、相手のしぐさ、声色、表情などから言葉の裏にあるものが見えてくるかもしれません。
理由を自分事として理解する
離婚を突きつけられるのには相当の理由があると思います。「相手に想う人がる」、「自分の性格を否定される」、「内緒で借金をつくった」、「時間のすれ違い」どんな理由にせよ片方だけの原因ではないと思うのです。
相手が自分の知らない誰かに惹かれてしまうというのは普段の生活の中で魅力に欠ける要素があったのかもしれませんし、話を聞いてほしい。少しのぬくもりが欲しいと思った気持ちをないがしろにされるというのがたび重なったのかもしれません。
黙って借金を作ったのには一生懸命働いても欲しいものが手に入らなかったから。もしくは、ギャンブルと家族を天秤にかけても正しいものが見えなくなってしまっていたのかもしれません。
自分にとっては、理不尽なことでも相手にも何かしらの理由があるのではないでしょうか。
相手と向き合う時間をじっくりと取る
それがなぜなのかどうして起きたのか、話し合う時間を作ってください。自分は間違っていないと思って生きているのが人間ですが、自分でない限りは、考え方はみんな違うものです。
ひとつの物事にも、必ず表と裏、陰ひなたがあります。自分が思いもよらなかった小さなことを相手はずっと心に引っかかったまま暮らしていたのかもしれません。それが報われないことが引き金となり、突発的に表れたものにすがりついてしまったのかもしれないのです。
相手の話を聞いて、ほんのわずかでも自分の足りなかったところが見えてきたでしょうか。相手が99%悪くても、そこに行くまでの過程の中に1%自分にも向かわせた何かがあったのなら、そこから埋めていけばいいと思うのです。「そんな風に思ってたんだね」「わかってあげられて無かったね」そんな言葉で人の気持ちはグッと和らいでいきませんか?
例えば、不倫もギャンブルもDVもどこかで「いけないこと」と理解しているのです。その気持ちをほんのわずかでも「見えたよ」って言ってあげられたら心を開いてもらえることもあるのではないでしょうか。
第三者に協力を依頼する
「現実はそんな甘いもんじゃないよ」それもわかります。自分を顧みることも大事ですが、しかし世の中にはどう考えても理不尽な場合もあります。
その時は第三者に手を貸してもらう勇気も大事です。両親、友人、公共機関の電話窓口、最近はインターネットでも「離婚したくない」「復縁」を望む人のためのサイトもありますので、まず相談してみるのもいいのかもしれません。
浮気の場合は相手に気持ちが残らないように別れさせてくれる「別れさせ屋」というプロの方もいらっしゃいます。夫婦のありがたみ、家族の良さを再認識させてくれるのです。
お子さんがいればこの後の経済的なことも含めて離婚に応じることができない決心もあるでしょう。相手が猛反省をしたうえで元のさやに戻れれば夫婦としても、家族としても絆が深まるのかもしれません。
本当に大事なものを見失わないで
最後に、お子さんがいる場合、年齢によっても現れ方は違うと思いますが、どんなに小さな子どもでも両親の間がぎくしゃくしているのは肌で感じ取ります。子どもの頃両親のケンカのシーンが忘れられないという方はいませんか?
お父さん、お母さんが子どもの前でも平気で相手をののしるような場面を見たらそれがトラウマになってしまうとも限りません。子どもは両親の不和を自分のせいだと想いがちなのです。
両親は自分の出生の大事な場所です。そこを崩すというのは、子どもの自己肯定感を根っこから否定することになるのです。「僕がおりこうにしないせいでパパとママがケンカをしている」なんて絶対に思わせてはいけないのです。
抑えられない感情はあるとは思いますが、どうか夫婦二人の話し合いは子どものいない時間にしてください。それが夫婦としての一番大事なことなのです。
まとめ
「する?しない?」 離婚したくないから 気持ちを据えて取り組みたいこと
原因を知る
理由を自分事として理解する
相手と向き合う時間をじっくりと取る
第三者に協力を依頼する
本当に大事なものを見失わないで