離婚したいとき に何からはじめてよいのかわからない方も多いでしょう。離婚したいときには、まず誰かに一度相談をしよく考えましょう。
そして、離婚の準備や離婚後の生活の準備をしなければなりません。
離婚したいとき ~離婚の種類と離婚後の生活~
離婚相談
今まで大切に培ってきた時間がすべて台無しになる。自分たちの劣っている部分を明らかにするなんて恥ずかしくてとても人様に聞かせることなんてできない。
離婚を考えたことはあっても実行に移せない多くの方は離婚を恥ずかしい事と捉えているようです。
特に男性にその傾向が強くみられるようで、女性の場合は「もういやだ。一緒にいたくない。」と感じたら他人の言うことも聞こえず、一日も早く離婚をと考える方が多いようです。
離婚するのは時間をかけず早く済ませてしまった方がいいのでしょうか。
確かに届を出すのは紙一枚のことですからすぐに行動に移せそうな気がしますが、実際は婚姻関係にある二人だけのことではなく家族や友人、場合によっては学校や地域の施設も絡んでくることですので、ある程度冷静に事を進められるよう期間を設けたほうが、後々速やかに決着するということもあるようです。
DVなど緊急性のある場合は警察や地域の家庭支援センターなど、しっかりと向かいあうためにはご自分の家族や友人、地域の相談窓口などでまずは話をすることが自分の置かれている状況を再確認する手助けになります。
今まで自分がいけないと思い込んでいたことが実は全く逆だったということがあるかもしれません。
まずは誰かに相談してください。
離婚の種類
離婚には大きくわけると協議離婚・調停離婚・裁判離婚があり、離婚の総数の9割が協議離婚です。
協議離婚は夫婦が協議のうえお互い離婚届けに署名捺印しこれが受理されれば成立します。
未成年の子がいる場合には親権者が誰であるかを明確にする必要があります。
弁護士は必ずしも必要ではありませんが、この親権や財産分与・養育費・など取り決めをしていく上で必ずしも円満に解決できるとはかぎらないので代理人をたてることもあります。
当事者同士で折り合いがつかない場合は家庭裁判所による調停を受ける調停離婚となります。
これは裁判ではなく、調停委員が間に入り取り決めをしていきます。夫・妻の合意がなされれば離婚が成立します。
1か月から1年のうちに結果が出ることが多いようですが、調停でも解決がつかない場合(不成立の場合)裁判による離婚となります。
控訴の可能性を含めるとかなり長期化することが考えられます。
離婚後の生活
「自分らしさを取り戻す」「前向きに生きる」ための離婚です。
社会的にも恥ずかしいことではなく勇気のあらわれと理解する傾向にあるようです。
暮らしについてはまた一から始めることになるわけですから何かと物入りなのは事実ですが、地域の相談窓口などで解決法を得ることができるかもしれません。
子どもを連れて転居する場合は通っている園や学校などの環境ががらりと変わるので家族の話とともにケアが必要になってきます。
専門家との相談も含め、広く世間と付き合う方向で進めることが望まれるようです。
名前の氏については手続きをすれば離婚時に称していた氏を称することもできますので、子どもの精神的負担が若干ではありますが緩和されることが期待できます。
この届出には元の配偶者の同意は必要ありません。もちろん希望しない場合はこの限りではありません。婚姻前の氏に戻ります。
人は誰しも幸せに生きる権利を有しています。留まるにせよ一歩踏み出すにせよ勇気がいることですが、幸せのために勇気をもって進んでいただけるご参考になれば幸いです。
まとめ
離婚したいとき ~離婚の種類と離婚後の生活~
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