性格の不一致 により 離婚したい と考える人は多いようです。実際、性格の不一致は離婚理由ナンバーワンとなっています。
では、性格の不一致とはどのようなものなのでしょうか。
性格の不一致で離婚したい ~離婚理由No.1性格の不一致~
離婚には理由が必要
結婚生活まで送った大人の二人が離婚したいと思った時、そこには原因があり理由が必要です。
かなり前の話ですが、ある女優さんがインタビューで「私、離婚がしたいんだけど理由がないんですよ」と世間を驚かせた事があります。
ところがこれは本当の事なのです。
離婚は夫婦揃って納得出来る理由がないとできません。またどちらかだけが離婚したいと思っても離婚はできません。
1度婚姻関係になった人間なのですからある日突然その日から他人になるという事は簡単ではありません。それだけ重く受け止めるべき事でもあります。
離婚に至るまでの過程で原因や理由をまず1つあげるとしたら大人である二人は何かを理由にして離婚に踏み切るのです。
離婚理由の統計
司法統計2013年の離婚理由ランキングでは男性と女性とでは圧倒的に「性格が合わない」という理由が第1位です。
男女共に1位というのも不思議な気がしますが「性格が合わない」イコール「性格の不一致」これは1つの時代背景なのです。
ところが現実問題として「性格の不一致」というのは離婚理由として法律上認められていません。
ではなぜランキングで1位になっているのかと言えば協議離婚や調停離婚でお互いが納得していれば離婚が成立するからなのです。
離婚の理由と原因
離婚するのに理由が必要であっても、その根底にある原因はまた別にあると考えられます。
さまざまな積み重ねで限界を感じて決心するのですから些細な1つから始まった原因が大きく膨れ上がり修復もできない状態になり耐えられなくなるのです。
理由を1つだけに決めるのは難しくあげていたらきりがない程の原因が根底にあるはずです。
性格の不一致
決定的な理由がなく日々の生活の積み重ねでズレが生じたり、結婚生活は細かく説明していたらきりがありません。
例えばどういう所が嫌なのか。考え方が全く合わない。直そうと努力したけど無理だった。修復不可能である等。そのような原因をひとくくりにしてしまえるわかりやすい理由が「性格の不一致」と言えます。
この一言でお互いも周りの人達も納得できてしまうという便利な言葉です。
価値観の違い
危機を幾度か乗り越えて何度目かの離婚という最終決断と思いたいですが、お互い結婚に求めるものにズレが生じたというのが正直な結論と言えます。
性格の不一致というのは、それは一時期よく言われた価値観の違いというものが形を変えたものとも言えます。
価値観と言っても結婚という現実生活の中には溢れる程あります。
よく女性は結婚の準備を進めている時にマリッジブルーになる人がいます。それぞれの生活や考えを持った二人の目的が結婚になった時、些細な事で求めるものの違いが生じます。
女性はこの時、最初の価値観のズレを感じて不安になり悩むのです。
結婚生活が始まると同じだったはずなのに相手が変わってしまったと感じる人もいます。
また、元々違う事に気付いていなかったとわかった時には既に気持ちが離れてしまったとも言えます。
日本人独特の表現
最近はお見合いでも男性側からはっきりと断るという人も増えたようですが、日本人は何かを伝える時にまず相手を傷付けないように回避する人種です。
そういう点でも断り方にはっきりと現れているようです。
お見合いの断り方も「ご立派過ぎて私では釣り合わないと思います」とか「お育ちの良いお嬢さんで自分にはもったいないです」等ど言っていた時代もありましたが最近は男女の関係なく男性側であっても「自分とは合わないと思うので結婚生活は無理です」とはっきり断る事も珍しくなくなりました。
しかしこれはあくまで親しくなっていない時に言える事です。
離婚となると一度は生涯を誓った間柄なのですから最後の別れ方くらいは相手を思いやるというマナー持って接したいものです。
このようにいちばん傷付けない言葉は何なのかと考えたら同じ所にたどり着いたという事です。そう言った意味で「性格の不一致」は日本人独特の表現です。
離婚には最も都合のいい相手を傷付けない理由と言え、簡単に本音を明かさない日本人にふさわしく周りの理解も得られるのです。
まとめ
性格の不一致で離婚したい ~離婚理由No.1性格の不一致~
離婚には理由が必要
離婚理由の統計
離婚の理由と原因
性格の不一致
価値観の違い
日本人独特の表現