お互い好きで結婚したはずでも、長く一緒にいれば関係がこじれることもあるもの。別々の環境で育った2人ですから、それも仕方がないことかもしれません。
しかし、子供がいる場合には、2人だけの問題ではありません。夫婦関係を修復できるなら、それに越したことはありません。
ここでは、夫婦関係を修復するための 離婚回避事例 について紹介します。
夫婦関係を修復するための離婚回避事例
離婚回避事例その1:別居をしてみる
これは、若い人によくあるパターンですが、いつも一緒にいると喧嘩をしてしまうが、別れてみると寂しくなって、やっぱり一緒にいたいという気持ちになるというパターンです。
ラブラブの状態から結婚をして、結婚してからもしばらくはラブラブの状態が続いていました。しかし、あるとき突然、奥さんのほうから離婚をしたいと言ってきました。
他に好きな男ができたとか、浮気をしたとかでもなく、価値観が合わないという理由のようでした。旦那さんは説得を試みましたが、奥さんはかたくなに拒否をしましたので、一旦離婚に同意しました。
その後、離婚届は出さずにとりあえず別居をはじめました。旦那さんは「まだ正式に離婚をしていないから」と言って、生活費を仕送りして、できるだけ優しく接していました。
それからしばらくして、奥さんはひどいことを言ってしまったと謝ってきたそうです。その後、2人は夫婦関係を修復して、良い家庭を築けたそうです。
離婚回避事例その2:浮気を許す
次は、旦那さんの浮気に気づいた奥さんが、それでも良い妻、良い母親になるように努力することで夫婦関係を修復できたという事例です。
ある日、旦那さんが浮気をしていることに気づいた奥さん。旦那さんも、奥さんにバレたことに気づき、どうしようかと焦っているようでした。奥さんは離婚を申し出るわけでもなく、慰謝料を請求するわけでもなく、むしろそれまで以上に温かい家庭を築く努力をしていました。
旦那さんは、浮気相手に本気で惚れてしまっていたようで、ますます頻繁に浮気をするようになってしまいました。普通ならここで離婚をしてしまうところですが、奥さんはそれでも自分のところに戻ってきてくれると信じて待っていました。
ある日、旦那さんは奥さんが寝ているときにポロリと涙を流しているのを見てしまいました。旦那さんは、浮気相手のことを本気で好きになってしまっていましたが、自分にはその資格がないことに気がつきました。
また、浮気相手とは一時的には燃え上がっているが、はたして今の奥さんのように辛いことにもじっと耐えて温かい家庭を作ろうと努力してくれるだろうかと考えたところ、今の奥さんしかいないということに気づいたそうです。
奥さんの気持ちを知った旦那さんは、きっぱりと浮気を止めて、良い関係を取り戻せたそうです。
2つの事例から学ぶこと
1つ目の事例から学べることは、いつも一緒にいると気づかないことを、離れてみると気づけることがあるということです。このケースでは、離婚をつきつけられてもすぐには離婚をせず、とりあえず距離を置いてみるという判断をしたのが良い結果につながりました。
若い人は価値観が変化してきますので、「若い頃にはかっこよくて刺激的で好きだったけど、よく考えてみたらそんなにいい男ではない」というようなことを後になってから気づくことがあるようです。
しかし、価値観が変わったとしても、付き合い方を変えることでうまくいくケースもあります。とりあえず距離を置いてみて、関係をリセットしてからまた付き合ってみることで、うまく行くかもしれません。友達みたいな関係に戻ったらうまくいくようになったということもあります。
2つ目の事例から学べることは、浮気を許すことも1つの選択肢であるということですね。インターネットの普及などの影響で、浮気をしたらたっぷりと慰謝料をもらって離婚をするということがあたりまえになってきています。
たしかに、浮気は法律上の不法行為であり、損害賠償を請求することができますが、それをしないという選択肢もあるということです。自分が持っている権利を行使せずに幸せを勝ち取った事例であり、ちょっと考えさせられる事例ですね。
離婚をする前に時間を置くことが重要
離婚回避事例で共通していることは、離婚を考え出してから時間を置いているということです。離婚を考えるきっかけというのは、浮気、DV、性格の不一致などさまざまですが、一時的な感情で熱くなってしまっているということがあります。
時間を置いてみて、それでも離婚をしなければならないのかをよく考えてみましょう。DVの場合には一刻も早く別れなければ身の危険がありますが、中にはDVにも耐え抜いて離婚を回避したという事例もあります。
まとめ
夫婦関係を修復するための離婚回避事例
離婚回避事例その1:別居をしてみる
離婚回避事例その2:浮気を許す
2つの事例から学ぶこと
離婚をする前に時間を置くことが重要