離婚 は予想以上に 辛い ものです。離婚話にはエネルギーを使いますが、離婚後も寂しさや孤独感を抱えることになります。
今回は、離婚による辛い経験を乗り越える4つの方法をお伝えいたします。
離婚による辛い経験を乗り越える4つの方法
離婚時の話し合い
いざ離婚することになると、やることの多さに閉口する人は多いでしょう。配偶者との話し合いや、人によっては新たに住む場所や仕事探し、離婚届けなど役所での手続き、他にもたくさんの名義や住所の変更が待っています。
その中でもとくに辛いのは離婚の話し合いです。双方の合意で別れる場合はまだしも、たいていの場合は険悪になった相手と向き合って、さまざまなことを取り決めなければならないのですから。
しかしここで慰謝料や財産分与、子どもの親権などをきちんと決めて文書に残さなければ、不払いなどの約束の不履行のおそれがあるため、気を抜くことができません。なるべく離婚に関する無料相談を利用したり、予算が許せば弁護士に依頼したりすると心強いでしょう。
離婚後の寂しさや孤独感
離婚をして、とくに辛く感じるのは、寂しさです。もちろん相手がいなくなってせいせいする方もいます。しかし、もともと好きで一緒になった訳ですし、子どもを相手が引き取った場合は、家族の中から自分だけが切り取られたような孤立感があっても不思議ではありません。
それに加えそれまで仲良くしていた周囲の友人や知人の中には、離婚に対して偏見を持っていたり、元配偶者に近い立場だと別れた相手の話しか伝わっていなかったりして、距離を置かれてしまう場合もあります。
そんな場合は親兄弟や親しい友人など、自分を理解してくれる人との交流を深めるようにすることで救われる部分が多いでしょう。
離婚した人は結婚に失敗したことで自信を失い、傷付いているケースも往々にしてあります。離婚のことは一旦忘れて仕事や趣味などに打ち込んで結果を出し、生活を充実させて自信を取り戻すのもひとつの方法です。
寂しさから安易に次の恋愛を求めると、また失敗を繰り返すことにつながりかねません。しかし新しい恋愛は、男女関係の痛手から立ち直るのに、最も有効な手段でもあります。ゆっくり時間をかけて、相手の本質を見抜く冷静さを持つことが大切です。
行政のサービス
離婚したために経済的な不安が強まるケースは多いようです。とくに女性は子どもがいると働く時間も限られ、賃金もなかなか上がらず、ひいては子どもの貧困に連鎖していきます。
そういうときに受けられる支援制度が各種あるので、そう言ったサービスを受けましょう。
国の制度では18歳未満の子どもを育てている場合、児童扶養手当が支給されます。第1子の受給額は年収によりかわりますが、第2子は月5,000円、第3子以降は月3,000円ずつ支給されます。
地方自治体では条件を満たしていれば児童扶養手当とは別に、児童育成手当を受け取ることも可能です。住まいに関しては母子家庭なら、子どもの学習指導や乳幼児の保育サービスのある、母子生活支援施設に入居することができます。
ほかにも母子家庭や父子家庭は所得税、住民税などの軽減や、国民健康保険や国民年金の減額や免除を受けられます。こうした制度を賢く利用し、経済面での辛さを改善しましょう。
離婚の辛い経験を相談する
離婚で生じる精神的な負担はとても大きいもので、1人で抱えきれなくなってもおかしいことではありません。ただ家族や友人が忙しかったりすると気が引けてしまい、なかなか頼るのが難しい場合もあるものです。
そうした場合は離婚に関するカウンセラーや、セラピストに相談してみるのも一案です。相手はプロなので、遠慮せず自分の思いの丈を話すことができますし、それに対して適切な回答がもらえます。
大切なのは辛さを1人で背負い込まず、信頼できる誰かに相談したり、サービスを利用したりして、少しでも和らげていくことです。あとは時間薬という言葉があるように、時が少しずつ解決してくれるでしょう。
まとめ
離婚による辛い経験を乗り越える4つの方法
離婚時の話し合い
離婚後の寂しさや孤独感
行政のサービス
離婚の辛い経験を相談する