結婚と同様、人生の転機となる離婚。そして離婚は結婚以上にエネルギーを使う作業です。結婚よりも離婚するときの方がトラブルも多く、決めなければならないことも山積みです。ストレスのたまる離婚に向けた一連の作業ですが、最初の難関が離婚の意思を相手に伝えることです。
離婚 を切り出す タイミング について、これから考えてみようと思います。
そろそろ離婚適齢期?離婚の切り出し方とタイミング
離婚を切り出す前にすべきこと
離婚を切り出すタイミングで迷ったらどうするか?まずは相手の気持ちを確認することが大切です。
自分と同じく相手も離婚したいと考えている場合は、離婚を切り出すタイミングを気にする必要は少ないでしょうが、相手が離婚を全く意識していない場合は、離婚を切り出すことで話がこじれてしまうことが考えられます。
そのようにならないためにも、相手の気持ちを事前に確認しておくことが重要です。
相手に離婚の意思がないようでしたら、離婚を切り出す前の準備が必要になります。離婚したいという考えに至った原因となる相手の言動を、証拠として残しておくと話を進めやすくなります。
相手にそのような原因がない場合は、離婚後の生活や離婚した場合の条件などについて考えておくようにしましょう。相手に非があるわけではありません。このような準備をせずに離婚を切り出しても、相手を説得することは不可能だと考えるべきでしょう。
離婚を切り出しやすいタイミング
離婚を切り出しやすいタイミング、離婚を受け入れてもらいやすいタイミングはいつなのでしょう。そのことについて考えてみることにします。
離婚を切り出すのは、2人の間に子供がいないとき、つまり離婚してもお互いに人生のやり直しがききやすいタイミングが良いといえます。夫婦でも、子供がいなければ恋人同士の延長的な関係にとどまります。したがって、子供がいなければ離婚のハードルはグッと下がることになります。
お互いに再婚の自由度が上がることも、子供がいないうちの離婚がベターとする理由の1つです。
離婚を考えるようになった原因が相手にある場合、その証拠が十分に集まったときが最良のタイミングといえるでしょう。離婚調停や離婚裁判においては、日々の生活の中で集められた証拠が大きな力を発揮し、自分に有利な展開で話を進められるためです。
決断するまでの猶予期間をもうける
離婚はこれからの人生を大きく左右することになります。即決は禁物です。離婚の決意が固く、たとえそれが揺るぎないものであっても、離婚という結論を出すまでにある程度の猶予を持たせてはいかがでしょう。
特に、相手がまったく離婚を考えていないようなケースでは注意が必要になります。「離婚してください」と切り出されて、快諾する人などはいません。場合によっては逆上して暴力を振るわれることも考えられます。
そこでおすすめしたいのが、一定期間(半年程度を推奨)の猶予をもうけることです。離婚したいという意思を表明してから半年後に、離婚するか関係を修復するかを決めるというものです。半年あれば離婚に対して冷静に向き合い、お互いの将来について考えることができます。
離婚した場合のことも余裕をもって考えられるため、お互いにとってベストな結論を導きやすい環境が整います。
相手の努力を評価する
離婚の意思を伝えてから半年程度の猶予期間をもうけることを提案しました。そして、相手が離婚を望んでいないようであれば、その半年間で修復に向けた精一杯の努力をするはずです。そこで、いったんニュートラルな立場で考えてみるようにしましょう。
特に、女性の場合は感情的に考えてしまいがちですが、半年の猶予期間を活用して相手を冷静に評価する心のゆとりを持つことも大切です。
「積極的に夫婦の時間を作ろうとしている」、「夫婦の会話を増やそうとしている」、「自分を変えようとしている」など、相手に努力が認められるような場合は、修復を検討してみる必要もあるのではないでしょうか。
まとめ
そろそろ離婚適齢期?離婚の切り出し方とタイミング
離婚を切り出す前にすべきこと
離婚を切り出しやすいタイミング
決断するまでの猶予期間をもうける
相手の努力を評価する