離婚 を 修羅場 にしない方法はあるのでしょうか。離婚にまつわる修羅場としては、不貞行為や財産分与、親権、養育費、慰謝料といった双方の権利や義務についての争いが目立ちます。
今回は、できるかぎり円満に離婚する方法をお伝えいたします。
離婚を修羅場にしないために ~円満離婚のための秘訣~
離婚の修羅場とは?
辞書で調べると「修羅場」という言葉の意味は「戦いや争いが激しく行われる場所」となっています。また演劇や歌舞伎などではそういう場面を「修羅場」と言います。
では離婚を考える上での「修羅場」とはどんな意味なのでしょうか。インターネットで「離婚」「修羅場」という単語を検索すると、夫婦のどちらかが浮気をしてそれが発覚したことによる騒動についての体験談やブログ、人生相談などがたくさん表示されます。
いかに相手の言い分が理不尽であるか、それによって自分がどれほどの精神的苦痛を強いられているかなどが書かれており、総じてその状況を「修羅場」だと訴えているものが多いようです。
そして離婚を決めたあとの修羅場としては、離婚理由の如何に関わらず「財産の分与」や「親権」「養育費」「慰謝料」といった双方の権利や義務についての争いごとがあります。
夫婦間だけの修羅場もあれば、調停や訴訟にまでもつれこんだ際の第三者も加わっての修羅場もあるようです。
浮気発覚
浮気をされる側にとっては「浮気発覚」は天災と同様に突然の災難です。
天災については避難訓練もできれば避難用品を備えておくこともできますが、パートナーの浮気に対しては訓練も準備もできません。
おそらくほとんどの人は動揺してしまい、平常心で対処するということは不可能でしょう。逆上して相手を責めたり自傷行為などをしてしまえば、それはもう修羅場です。
回避することは難しいことですが、早い段階で信頼できる第三者に相談するなどの対処をすれば取り返しのつかないような事態は防げるはずです。
浮気をしている側が離婚を切り出す場合に修羅場を回避したいと思うのであれば、入念に準備をすることが必要です。
できるだけパートナーを傷つけたり怒らせないようにするためにタイミングや伝え方には充分配慮し、場合によっては一旦避難する場所を確保しておくことも必要です。
冷静に話合いができる状態をつくることが修羅場を回避する効果的な方法なのです。
調停離婚
離婚することになった場合の財産分与や子供の親権などを決める際にも、お互いの主張は一致しないことが多いようです。
離婚したあとの生活について真剣に考えれば考えるほど、譲れない条件というものが出てくるはずです。
しかし子供の前で激しく言い争ったりするようなことがあれば子供の心には大きな傷が残ってしまいかねませんし、平行線になった話合いはなかなか解決できないものです。
そのような修羅場を回避したいのであれば、家庭裁判所に調停を申し立てて解決するというのも一つの方法です。
調停は裁判ではないので弁護士を立てる必要もなく費用も3,000円未満で申し込むことができます。
裁判官と調停委員という第三者が間にはいることで双方が納得できる解決案を得られます。
調停での話合いは夫婦別々に順番におこなわれるので顔を合わせる必要もありません。それなら修羅場になるようなこともなく話合いができるでしょう。
合理的に離婚を進める
どのような場合にも言えることですが修羅場になってしまうのは当事者が感情的だからです。感情的にならないためには冷静さを取り戻すことが必要です。
そのためのポイントは2つあります。
感情的になっている間は当事者同士が顔を合わせないようにすることと、話合いの際には第三者に間に入ってもらうことです。
離婚することは不幸なことでも、離婚後の生活については前向きに考えてお互いが幸せになることが大切です。
そのためにも修羅場を回避して円満な解決を心がけましょう。
まとめ
離婚を修羅場にしないために ~円満離婚のための秘訣~
離婚の修羅場とは?
浮気発覚
調停離婚
合理的に離婚を進める