「離婚 その後、子どもがいない女性に待ち受けるもの(後編)」では、離婚後の社会保障制度や苗字の変更についてご紹介しました。後編では、 離婚 をした その後 の忘れてはならない金融機関へ対しての手続きや社会復帰についてご紹介します。
離婚 その後、子どもがいない女性に待ち受けるもの(後編)
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忘れてはいけない手続き
離婚届を提出して住民票を移して、まだ安心するのは早いです。苗字を結婚前に戻した人は要注意です。最近は車の免許証がほぼ身分証明書にもなっていますので非常に大事なものです。
名前が変わった事を証明する戸籍抄本、住民票(コピ-で可)を持って早く警察に届け出て裏面の特記事項に記載してもらいましょう。警察への住所変更届けも忘れずに済ませておく必要があります。
タイミングが悪く、免許証の更新が近付いていたら特に急ぐ必要があります。住所だけではなく苗字も変更されているからです。変更事項が確認出来る証明書が必要になります。戸籍抄本、住民票(コピ-で可)を持って早く警察に届け出て裏面の特記事項に記載してもらいましょう。
この表と裏の両方で苗字と住所が変更された事が証明出来るようになります。これを持って、次は銀行など金融機関の口座の名義変更を済ませておくと後々困りません。離婚が成立して苗字が変わった事を証明するには、以前の苗字と現在の苗字の両方を金融機関で証明する必要があります。
この両方が出来ないと元々が自分のものなのに名義変更が出来ないという事を招く事になります。苗字が変わっても自分は自分はという考えは、日本の戸籍制度の前ではなす術がありません。
金融機関は年々厳しくなっています。窓口で今の自分自身を確認出来る証明書だけを持って、この銀行口座が自分のものだと言っても通用しないのです。
社会復帰は簡単ではない
結婚してから専業主婦だったのか、サラリ-マンの配偶者として扶養控除範囲内でパ-ト勤務だったのかなど、女性の社会復帰は年齢やブランクの壁もあり、社会復帰は簡単ではありません。
子どもの年齢によっては手厚い社会保障制度を受ける権利もありますが、現実問題の壁は厳しいものです。安易に派遣会社に登録して仕事を紹介してもらおうというのも気の長い話です。派遣会社でフルタイムで採用する人はブランクのない人です。
まず3か月のブランクがある人を採用の候補から外していきます。3か月というのはずいぶん厳しい気がしますが、現実はそんなものだと思っていたほうが、仕事をさがす上で本気度が違うので甘い考えは早めに捨てておく事です。
自分に足りないスキルに気がつく事も大事です。強みは何なのか。ハロ-ワ-クで相談して受講出来る職業訓練やセミナ-があれば早く申し込んでおく事です。
インタ-ネットが出来る環境ならどんどん応募して、とにかく早く仕事を見つけてクレジットカ-ドさえ作れないという現実から脱出しなければなりません。結婚していた時は簡単にクレジットカ-ドも作れ、ロ-ンも組めたのにどうしてなのかと思う所ですが。戸籍に入っているサラリ-マンの嫁という立場が、それだけ信用があるという事です。
ひとりの人間として自立して社会復帰し、1日も早く信用を取り戻す努力が必要です。
まとめ
離婚 その後、子どもがいない女性に待ち受けるもの(後編)
忘れてはいけない手続き
社会復帰は簡単ではない