シングルマザーと言っても、未婚で母になる人、死別した人、離婚した人、といろいろなケースがありますが、やはり離婚してシングルマザーになる人が大半です。日本の離婚率は年々上がっており、シングルマザーも珍しくはなくなってきました。
離婚してシングルマザーになって苦労する人もいれば、すっきりと楽になって前向きに新生活を送れる人もいます。焦って 離婚 して シングルマザー になる前に、まずはシングルマザーに関して基本的なことを学んでから判断するようにしましょう。
離婚してシングルマザーになる前に知っておきたいシングルマザー基礎知識(前編)
離婚前の準備
離婚してシングルマザーとなり、いざ新しい生活をスタートさせると、生活が苦しくて悩む方も多くいます。特にお子さんがまだ幼い場合は、それだけで働ける時間は限られてしまいます。このため、正社員で働くことが難しく、派遣やパートなどの非正規雇用で働く人が多いことが理由として挙げられます。
そのため、生活費を確保するためにも離婚する際には慰謝料や養育費を受け取れるようにしっかりと話し合い、条件などを書面で残すことが大切です。
また、離婚後に就職先や保育園を探すのは大変です。離婚する前に、就職を決めて保育園の入園を決めておければ安心です。また、時間的な余裕がある場合は就職に向けて、介護系などの資格を取得するなどの準備を進めておくとよいでしょう。
離婚後の生活を見据えてしっかりと準備をしておかないと、生活苦に陥っても日々の生活に追われてなかなかそこから抜け出せなくなります。子供に苦労させないためにも、可能な限り準備をしてから離婚するようにしましょう。
シングルマザーの苦労
シングルマザーの中には、実家の援助があったり、高額な慰謝料や養育費を受け取れる恵まれた人もいますが、多くの場合はかなりハードな生活が待っています。一人で働いて家計を支えて、一人で子育てをして、家事もこなさなければいけないため、自分の為の時間はほどんど取れません。
既に働かれていてある程度の収入があったり、実家で両親と同居していて援助が受けられたり、元夫からの養育費が期待できる場合はシングルマザーとしてそこまで苦労せずにやっていくことは可能かもしれません。ただ、そういったことが期待できない場合の生活はハードになることを覚悟しておく必要があります。
また、シングルマザーに対する世間のイメージがニュースなどの影響から男性にだらしない、子供を虐待する、などあまり良くないことで、苦労することも少なくないようです。
父親がいなくて困ること
シングルマザーになるときに気になるのは、父親がいなくなることで生じる子育てへの影響です。子育ての中で父親代わりをする必要も出てきますし、困ることも出てきます。
例えば、やはり一般的に女性より男性の方が収入が高いため、教育資金などの金銭面で苦労する点や、子供に対する説明に困ったり、いじめられる可能性もあります。また、力仕事など日常生活のちょっとしたところで困ることも出てきます。子供が男の子だった場合には、教育や思春期の接し方などで悩む方も多いようです。
そして、幼い子供から父親を奪うことになるため、離婚を躊躇する人は少なくありません。そんなときは、本当に夫が子供にとってよい父親かどうか考えてみてください。子供にとって必要なのはよい父親であり、よい父親でないのであれば、いない方が子供の成長にとっていい場合もあるのです。
後編では、シングルマザーのサポート体制やメリットをご紹介します。
まとめ
離婚してシングルマザーになる前に知っておきたいシングルマザー基礎知識(前編)
離婚前の準備
シングルマザーの苦労
父親がいなくて困ること