離婚 の 理由 として、男女ともに1位にあげる「 性格の不一致 」とは、具体的にどのようなものをさすのでしょうか。
離婚する夫婦の半数以上が、性格の不一致を理由に離婚をしています。そこには、単純に「性格が合わない」という一言では片づけられないさまざまな事情がありました。
離婚理由のトップに君臨する「性格の不一致」とは
不一致を感じるのは「性格」だけではない場合も
一口に「性格の不一致」と言っても、より詳しく離婚理由を確認していくと、その内容は実にさまざまです。
金銭感覚、趣味や育児についての考え方など、ずれを感じる場面は多くあり、それらをまとめて「性格の不一致」として統計しているというのが事実です。
夫婦の離婚理由の1位は「性格の不一致」だとは、よく聞かれることですが、細かく見ていくと実にさまざまな、細かい理由が見えてくるものです。
離婚する理由は、夫婦の数だけあるものです。実際には「性格の不一致」という言葉だけでは片づけられないほどに、複雑であることでしょう。
完全に性格が一致する夫婦はいません
とは言うものの、性格が完全に一致する夫婦というものは存在するのでしょうか。考え方や価値観、うれしい・楽しい・悲しいなど感情が変わるタイミングが完璧に合う夫婦など、そもそもありえないことでしょう。
そのようにクローンのごとく性格が一致する夫婦であれば、心を乱すことなく、ずっと一緒にい続けることも可能でしょう。
しかし、考え方が違うということが刺激になるという見方をすれば、性格が一致しない夫婦のほうが、楽しい毎日を送れるという考え方もあります。
生活を乱すほどの許しがたい不一致がある場合を除いて、性格の不一致は、むしろ夫婦のいいスパイスとして作用することもあるのです。
子どもがいる場合は特に慎重に…
子どもがいる状態での離婚は、片親を奪ってしまうことになります。子どもの年齢にもよりますが、多かれ少なかれ、必ず子どもを傷つけてしまうことになるでしょう。
離婚理由をいつか子どもに話すとき「性格の不一致」という理由であれば、子どもによっては「そんなことで?」と感じてしまう場合もあるかもしれません。
子どものことを考え、すぐに離婚をすることを踏みとどまる場合には、一旦別居をする、実家に戻るなど、夫婦の距離を物理的に取ることも選択のひとつです。
距離を取ることで冷静になると、あんなに許しがたかった不一致部分がたいしたことのないように感じたり、受け入れようと感じる心の余裕が出てきたりすることもあります。
夫婦が離婚をするということは、かけがえのない子どもの生活も変えてしまうということです。ふたりとして、なにを最優先にすべきか考え、傷つく人がなるべく少なくなるような最良の選択をするようにしましょう。
それはどうしても受け入れがたい不一致ですか?
要するに、大切なのは「一致しない性格を受け入れられるかどうか」ということではないでしょうか。
育てられた親も、育った環境も違うふたりが出会い、夫婦になるということは、違った価値観・考え方を合わせて、受け入れていくということです。
どうしても受け入れがたい場合は、スルーするというのも大人の対応のひとつです。すべてを真に受け、一致させたいと躍起になればなるほど、ずれや不一致が気に食わなくなるものではないでしょうか。
短所に見えていた部分を個性として冷静に見てみる、引っかかる部分があればじっくり話し合うなど、ずれを改善できる方法がないかまずはいろいろ試してみてから、離婚という手段を取っても遅くはないでしょう。
「ふたりは別々の人間だ」と割り切り、理解しがたいずれはときに受け流しながら、互いに干渉しすぎない夫婦関係を構築することで離婚を免れる場合もあります。
まとめ
離婚理由のトップに君臨する「性格の不一致」とは
不一致を感じるのは「性格」だけではない場合も
完全に性格が一致する夫婦はいません
子どもがいる場合は特に慎重に…
それはどうしても受け入れがたい不一致ですか?