愛し合って「この人とだったら幸せな家庭をつくっていける」と思って結婚したはずなのに、離婚する夫婦があとを絶たないのはどうしてでしょう。最初から離婚するつもりで結婚する人などいないはずです。
どうして 離婚 してしまうのか、なぜやり直すことが出来ないのか、その 理由 はもちろん人それぞれですが、アンケートなどを紐解いてみるといろいろ見えてくるものもあるようです。
どうして離婚してしまうの?やり直せない夫婦の理由
離婚の理由No.1は「性格の不一致」
3組に1組は離婚しているなどと言われる現代の日本ですが、インターネットで離婚の理由を検索すると様々なアンケートや調査の結果を見ることが出来ます。そしてそのトップは必ずと言っていいほど「性格の不一致」が占めています。
性格なんて付き合って理解した上で結婚するはずなのに、なぜそれが離婚理由のトップになってしまうのでしょうか。
恋人同士での付き合いの中では気にならなかった相手の性格が、実際に生活を共にしてみると「こんなはずではなかった」「そんな人だったの?」とお互いに思ってしまうということは、どんな夫婦にもあることです。
それを乗り越えて「深まる絆」というものもあるのですが、一緒に暮らせば暮らすほどに「深まる溝」というものもあるのです。その違いは一体何でしょうか。
「性格の不一致」という一言に詰め込まれているたくさんの事情
離婚の理由として挙げられるものは他に「浮気」「DV」「相手の親との不仲」「借金」なども挙がりますが、それらに比べると「性格の不一致」というのはその言葉だけでは離婚に至る背景が想像しにくいものだと言えます。
夫婦は他人同士なのだから性格は違って当たり前ですし、育ってきた環境が違うのですから価値観や生活のスタイルも違っているものです。厳密に言うと「性格の不一致」は離婚理由そのものではないのです。「性格の不一致」による様々な出来事があり、共に生活をしていくことが困難であるということが離婚の理由なのです。
性格が合わなくても上手くやっていける夫婦はたくさんいますが、結婚して実際に生活していく上でお互いの人間性を否定してしまうほど「合わない」ことが出てくれば、結婚生活を維持していくことは難しいでしょう。
インターネットで「性格の不一致」の具体的な例を調べると、その殆どは些細な事です。
「几帳面すぎる」「ルーズすぎる」「横柄すぎる」「無口すぎる」などなど、どれもそれだけでは「何も離婚しなくても良いのでは?」と思えることですが、その言葉の中に含まれているニュアンスは「そんな相手を自分は理解出来ない」ということなのです。つまり相手の人間性を肯定出来ない=否定しているのです。
理由が「性格の不一致」だからこそ、やり直せないのです
結婚生活がうまくいかない理由が「浮気」や「DV」「相手の親との不仲」「借金」などの場合、その理由が解消されるならやり直せるというケースもあります。もちろんそれは簡単なことではありませんが、具体的な事柄があるならそれを改善する対策というものも具体的に考えることが出来るはずです。
でも「性格の不一致」の場合は、具体的な事柄というのは二次的なものです。相手の性格によってもたらされる様々な事柄に耐えられないと思うものなのです。毎日の生活の中で感じるストレスというのは、それが些細なものであってもどんどん積み重なり大きくなってしまいます。
もちろん離婚を回避するためにお互いが努力するという選択肢を取る人もいますが、性格を変えるということは本当に難しいもので、結局はうまくいかず離婚してしまうということも多いようです。ですから「性格の不一致」が離婚理由のトップを占めているのです。
まとめ
どうして離婚してしまうの?やり直せない夫婦の理由
離婚の理由No.1は「性格の不一致」
「性格の不一致」という一言に詰め込まれているたくさんの事情
理由が「性格の不一致」だからこそ、やり直せないのです