離婚 理由 には共通する特徴があります。それは、離婚をしたい理由も離婚をしたくない理由も似ているという点です。
これはパートナーによるところも大きいのですが、日本が長寿国となったことも原因のひとつのようです。
離婚理由に共通する3つの特徴
子供にとっての幸せ
「子はかすがい」とは昔から言われていることわざですが、夫婦にとって子供は絆を深める存在であるはずです。
多くの人は子供の気持ちや将来について考えた場合、少しくらいパートナーに不満があったとしても我慢しようとします。
両親と一緒に暮らせないということは子供にとってつらいことだろうと誰もが想像するからです。
離婚についてSNSの投稿を読んでいても「子供さえいなければとっくに離婚している」という内容を多く見かけます。
親権の問題や養育費の問題もあり、子供のいない夫婦は離婚して他人に戻れるとしても子供のいる夫婦は離婚してからも子供を通じてつながっているので簡単に無関係にはなれないです。
しかしその一方で最近は「子供の将来のために離婚したい」と考える人も多くいます。
パートナーの存在が子供の人格形成や将来について悪い影響を与える存在でしかないと感じる場合(家庭内暴力を振るう、暴言を吐く、働かない、家事をしない、常識がない、犯罪行為をするなど)には、パートナーと一緒に暮らすことが子供にとって幸せだとは考えられないからです。
問題を抱えている家庭内(機能不全家族)で育つと子供は「アダルトチルドレン」といって将来まわりの人との人間関係がうまく構築できないようになってしまうという心配があり、アダルトチルドレンの子供はアダルトチルドレンになりやすい傾向もあります。
問題を抱えたままの家庭で子供を育てることは、決して子供にとって正しい選択だとは言えないということです。
ほとんどの親にとって子供は自分よりも大切な存在です。
「離婚する」か「離婚しない」かという選択をする上では、自分の利害関係を差し置いても子供の将来を思い図るものなのです。
経済的理由
経済的な心配も離婚を考える上では深刻な問題としてあげられます。一般には「経済的に余裕がない」というのは収入のない妻が離婚に対して感じるものです。
しかしパートナーの借金や浪費が原因で経済的に困窮しているという場合は、結婚生活を継続することの方が当人にとって不利益となります。
その場合は離婚したい理由として「経済的な心配」があげられます。
多くのカップルが恋愛の末に結婚し家庭を築くものですが、金銭感覚や生活設計の食い違いは愛情があれば乗り越えていけるハードルに思えても、実際には生活をする上ではとても重大なことです。
だからこそ経済的な理由は「離婚する」か「離婚しない」かという選択をする上でもどちらの理由にもなり得ることだといえます。
熟年離婚
熟年離婚という言葉があります。子育てを終えてこれからは夫婦二人で支えあって生活していこう、という頃に離婚してしまう夫婦も世の中にはたくさんいます。
熟年離婚の多くは子育ての責任を果たしたことで「これからの老後は自分のための人生を生きよう」と思ったとき、パートナーの存在が「自分のための人生」の障害になると考えてたとき、離婚を選択するようです。
現代の社会は老後の生活についてさまざまな情報をインターネットで入手できます。そして携帯電話やSNSの普及で家族以外の人とも交流が簡単にできる時代です。
パートナーの存在に頼らず自由な老後を楽しみたいと考える人も増えています。
その一方で、パートナーを不満に持っていても老後の生活を考えると離婚だけはしたくないと思う人も多く存在します。
経済的なことはもちろんですが、健康面に不安があったり孤独な生活になることを恐れて離婚したくないと考えるようです。
医療は進歩していますが、福祉や少子化の問題を考えると老後の生活は決して保障が十分に望めるとは考えられず、頼れるのは家族であり夫婦であると考えれば、自ら離婚するという選択はなくなります。
老後の生活を想像はできても実際にどんな生活を送ることになるのかというのはわからないものです。
寿命が延びたことで老後も決して短い期間とは言えない現代ですから、自分の老後についてどんな想像をするのかによって「離婚したい」「離婚したくない」という両方の選択があるのです。
まとめ
離婚理由に共通する3つの特徴
子供にとっての幸せ
経済的理由
熟年離婚