離婚してしまいたいけれど、別れた後のことが不安でその1歩を踏み出せない。配偶者に苦しめられながらも、そうやって耐えている人は大勢います。では 離婚 するとどんな メリット が得られるのでしょうか。例を挙げて詳しく解説していきます。
離婚して得られるメリットにはどんなものがある?その具体例
大きなストレスや苦痛から解放される
離婚の最大のメリットがこれです。例えば家庭内暴力(DV)を受けている場合などは生命の危険さえ伴うため、即刻離婚するべきでしょう。配偶者がギャンブルにはまり、多額の借金を作ったときも、離婚することでその返済から逃れることが可能になります。
モラルハラスメントがもたらす精神的な苦しみは相当なものです。モラハラな配偶者に責められることで精神的に参ってしまう人も後を絶ちません。そんな場合、原因である配偶者が傍にいる間は、カウンセリングも効果をなさないケースがほとんど。早々に離婚し、治療に専念することです。
夫や妻が不倫をした場合は、本人の謝罪や反省の度合いによってはやり直して結婚生活を維持することもできます。しかし再構築をしてみると、ことあるごとに辛い記憶が甦ったり相手を責めてしまったりして、傷口をひろげてしまうケースも見られます。
自分も浮気した相手に対して気持ちが冷めてしまって、自活できる経済力を持っているなら離婚したほうがスッキリします。離婚訴訟を起こし配偶者と浮気相手に慰謝料などを払わせることで、2人に罰を与えることも可能です。
不要な人間関係を整理できる
結婚中は配偶者の家族や友人だからと、あまり好感を持てない人物とも親しくしなければならないストレスがあります。いわば悪縁とも呼べるものですが、離婚することで、そういった人々との縁を切ることができるでしょう。
人と人には相性というものがあります。好きで結婚した配偶者との間でさえ上手くいかなくなってしまうことが往々にしてあるのに、その家族や友人ともなるとなおさらです。
ただし子どもと祖父母の関係においては、双方が望んでおり教育的に悪い影響が無いと判断できれば、ごくたまに面会する程度の繋がりは保っていてもいいかもしれません。
家事などの負担が減る
家事を分担せず、一方がほとんどをこなしている場合は、離婚することで家事の負担が1人分減ります。
物を散らかして歩く、夫が食べるものと妻・子供が食べるものとで違うメニューの食事を要求する、深夜に迎えに来させるなど、余計な用事を作り出すような相手の場合は、別れると負担が大幅に減ってかなり楽になります。
子どもへの悪影響を断つ
我が子にDVをしたり、言葉の暴力で心を傷つけたり、育児放棄をして顧みない…そんな親と一緒に暮らすのは、子どもにとって害にしかなりません。親としての自覚が無い伴侶との離婚は、子どもにとって大きなメリットになります。
また子どもに対しては愛情のある対応をとっていたとしても、夫婦関係が冷え切って暗い場合も離婚した方がプラスになります。子どもは両親の不仲を敏感に感じ取りますし、片親であっても明るく笑い合える家庭で育った方が、子どもにとっても幸せです。
離婚当初は家族や環境の変化などで子どもに負担がかかってしまうのは事実です。しかし愛情を持って接し、親が一人だけになっても子どもを大切にし、守っていく姿勢を見せ続けることで、いずれ理解を得ることができるでしょう。
新しい出会いが期待できる
愛情が消え去った夫婦関係を解消すると、以前より行動半径が拡がり、異性との出会いが増えます。以前の夫や妻よりも、より相性のいいパートナーと新たな人生をやり直すチャンスもあるかもしれません。
離婚していない場合はそんな出会いがあったとしても、交際に踏み出すことはできません。もし進んでしまえば不貞として自分が有責配偶者になってしまいますし、新しい恋人を、不倫という人の道から外れた場所に導いてしまうことになります。
しかし、既にフリーの身になっているのであれば、積極的にアタックするのに何の躊躇もいりません。誰に気兼ねすることなく、気の合う相手とお付き合いして新たな家庭を築くことも可能です。
いったん壊れた配偶者との仲を繕いながら、家庭を維持する努力をずっと続けていくよりも、いっそ新たなパートナーと共に人生をやり直したほうが、これから先の自分の為になるはずです。
まとめ
離婚して得られるメリットにはどんなものがある?その具体例
大きなストレスや苦痛から解放される
不要な人間関係を整理できる
家事などの負担が減る
子どもへの悪影響を断つ
新しい出会いが期待できる