離婚 の 切り出し方 やタイミングは離婚を円滑に進めるためには重要な事柄です。妊娠中や出産直後、または子供の受験期間中は、離婚を切りだすには適切なタイミングとはいえません。むしろ、離婚をこじらせるタイミングとなります。
今回は、離婚の切り出し方や離婚後のケアなど、円滑に離婚をすすめるための方法をお伝えいたします。
離婚の切り出し方とタイミング ~離婚を長引かせないために~
スムーズな話し合い
まず、忘れてはならないのは離婚する相手への思いやりの心です。
離婚したいと思った相手との間には傷つけられた過去や許せない思いなどが蓄積していることが多いのですが、相手に自覚がない場合もあり、相手は離婚を切り出されるとは想像もしていないことが多いのです。
そのような時に、感情的に離婚を切り出し、相手を責めるのは逆効果です。
離婚をスムーズに進めるため、また子どもの養育費や慰謝料などを請求しやすくするためにも感情的にならずに細心の注意を払い離婚話を切り出します。
離婚準備
離婚を考えた理由が、相手のDVやモラルハラスメント、不貞であったら、離婚話を切り出す前に証拠を集めておきます。
離婚を切り出し別居生活になってしまうと、証拠集めが難しくなります。
ですが相手が離婚を拒んで調停や離婚裁判になると、法律的に認められる離婚原因を証明しなければならなくなります。
あるいは、離婚を切り出した時に相手がDVやモラルハラスメントの自覚がないと強気な態度にでたときに、証拠を提示することで相手を納得させることができます。
DVであれば病院の診断書や暴力を振るわれている場面を録画したテープ、モラルハラスメントなら録音したテープ、相手の不貞行為なら写真や不倫相手とのメールのやり取りなどが証拠となります。
離婚後の生活
円満に話し合いを終わらせて、その後に離婚届を準備しようと思う人が多いのですが、話し合いが難航する可能性も考えて先に用意しておきます。
夫婦の関係によっては、どれだけ離婚したいという意思を伝えても、真剣に取り合ってくれなかったり同意してもらえないことがあります。
夫が離婚したがっている場合は特に、妻の収入が少ない、あるいは専業主婦収入がないことがほとんどですので、先々の不安を考えると簡単に同意をできない状況にあります。
離婚届けをあらかじめ用意しておく方が、相手に自分がどれほど真剣に考えているかが伝わりやすく、夫婦関係を継続していくことを諦めてくれやすくなります。
夫が妻に離婚を切り出す場合は、妻の生活が安定するまでは生活のサポートをするなど、相手を安心させてあげることも必要です。
その点を抑えると、それまで離婚に反対していた妻でも、スムーズに離婚に応じることがあります。
最悪な離婚タイミング
離婚を考え始めたら、すぐにでも別れたいと思ってしまいますが、タイミングを間違えば、調停や離婚裁判が長引き、結局何年も時間が掛かってしまうことになります。
それなら自分の思いだけで行動するのではなく、適切に状況を判断することが必要になります。
離婚を切り出すことを避けるべきタイミングは、相手が心や体の調子が悪い時。相手には自分が不調になった途端に見捨てられたと勘違いされる可能性が高く恨みを抱かせることになります。
あるいは妻が子供を妊娠している、または出産したばかりだと、あまりにも無責任な行動にとらえられます。子どもが受験生の場合も避けるべきタイミングです。
相手が納得しやすい状況になるまでは、離婚を切り出さないことが賢明です。
働いていない妻であれば、離婚後の生活を安定させるために資格取得や貯金をしておく時期だと割り切って考えると気持ちも楽になります。
まとめ
離婚の切り出し方とタイミング ~離婚を長引かせないために~
スムーズな話し合い
離婚準備
離婚後の生活
最悪な離婚タイミング