インターネットの掲示板やSNSの投稿を読めば分かりますが、離婚したいと思っている妻は世の中にたくさんいます。一度も離婚を考えない人の方が珍しいでしょう。
ですが実際に 離婚 するためには様々な乗り越えなければならないハードルがありなかなか 決断できない ものです。そのハードルとは一体どんなものなのでしょうか。
離婚したくても決断できない妻たちの事情
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子供の存在があるから離婚できない
子供がいる場合はまず子供の存在がハードルとなります。子供の年齢が小さければ妻は身軽には動けません。離婚して子供を引き取って育てたいと思っても、実際は子供の存在があるが故に就職が不利になってしまうことも多いです。
保育所や託児施設に預けることが出来たとしても子供にさびしい思いをさせたり金銭面でも苦労をさせるのではないかと思うと離婚することに不安が募ります。
だからと言って、子供を手放して離婚することになれば思うように子供に会えなくなくなります。子供にとっても両親と一緒に暮らせないことは成長する上で少なからずマイナスの要因となります。
もちろん不仲な両親を目の当たりにして暮らすことも子供にとっては苦痛なものですが、夫がDVだったり働かないなどの正当な理由がない限りは、夫は子供にしてみればかけがえのない父親なのです。
自分さえ我慢すれば子供につらい思いをさせずに済むのだと考えて離婚を踏みとどまる妻は少なくありません。
経済的な不安があるから離婚できない
子供が成長して自立した頃には、妻は50歳前後である場合が多いでしょう。パートやアルバイトでの仕事はあっても、その年齢からの正規雇用での就職は前途多難です。
自立して家を出ようと思ってもそれだけの収入を得るのは困難です。昨今の社会情勢からみても、妻だけの年金や保険などではいざという時の頼りにはなりません。
またその頃になると更年期を迎えたりして健康面でも不安を感じる人が多くなります。例え多少の蓄えがあったとしても、入院や手術などをしなければならないような病気になったらどうしようと考えます。一人で生きていくことに対して経済的な不安要素が多く、離婚を決断できないようです。
年老いた親に心配をかけたくないから離婚できない
また年老いた両親の介護問題も離婚を決断する上での障害となるようです。少子化世代の妻たちにとっては、妻だけでなく夫側の両親を介護しなければならない家庭も少なくありません。
嫁姑問題のこじれから離婚を考える妻もいますが、そうでない限りは年老いた両親を放り出して離婚する訳にはいかないと思うのです。夫には愛想が尽きていても、周囲の人々に対しての責任や愛情があるので簡単には離婚を決断できないのです。
法律や税金のことが分からないから離婚できない
実際に離婚しようと考えたときに財産分与や離婚後の法的な手続きのことがよくわからないという悩みもインターネットの掲示板ではよく見かけます。
持ち家だったり賃貸だったり事情は家庭によって様々ですが、離婚後の財産をどう分ければいいのかということであったり、夫の年金や退職金は分けてもらえるのかどうかなど具体的な手続きについて調べる方法がわからないようです。
公的な機関の相談窓口があることは知っていても、買い物ついでにふらりと寄れるほどの気軽さはなく敷居が高いと考えている妻が多いのです。インターネットで調べるにしても法律的なことは特に専門用語が多くて理解が出来ないと思っているようです。
このまま惰性で生きていけそうで離婚できない
いろいろな理由があって離婚を躊躇しているうちに、どんどん妻は歳をとっていきます。我慢できないと思っていた事情にも慣れてしまい諦めてしまうケースも多いようです。
専業主婦で社会との接点を持たずに暮らしてきた妻の場合は、自立することへの不安が年齢を増すごとに大きくなっていくので、育児や親の介護問題の悩みが解消されたとしても結局離婚する決断ができないまま諦めて一生を過す人も多いのです。
まとめ
離婚したくても決断できない妻たちの事情
子供の存在があるから離婚できない
経済的な不安があるから離婚できない
年老いた親に心配をかけたくないから離婚できない
法律や税金のことが分からないから離婚できない
このまま惰性で生きていけそうで離婚できない