離婚 回避 のための 話し合い には、タイミングがあります。また、なぜ相手が離婚を思い詰めているのか、その原因となる事をある程度把握することも必要となってきます。
どのタイミングでどのように話し合いを進めることが離婚回避につながるのか、離婚回避に向けた話し合いにはどんな心得が必要かまとめました。
離婚を確実に回避するための話し合いの心得とは!?
相手に求めるだけの話しあいは効果なし!
離婚を言い渡してきた相手の思いや理由を考慮せずに「とりあえず話し合いだけでもしてほしい」と気持ちを伝えるのは、意外と効果がないものです。
離婚を言い渡してくる以上は話し合いで解決は無理!と見限っている人が多いためです。しかし、離婚を回避するためには、「話し合い」も必要です。
また、話し合いをする気がない相手と話しをするためには、時間をかけ相手の気持ちに寄り添い、時として相手の要求を1度はのむ姿勢も必要になります。話し合いに向き合ってもらうまで辛抱強く接していくことが必要です。
相手の言い分に耳を傾け行動しよう
復縁を望んでいる。だからそれをわかってもらいたい。と相手に復縁を迫りがちになりますが、まずは、相手の離婚を決めた理由をきちんと最後まで聞きましょう。
その際には、相手の気持ちを否定する発言は避けます。そして、相手から出された不満などに対しては、相手の気持ちに同調しながら、自分の至らなさを素直に認めて謝罪する姿勢を示します。
ここで、注意してほしいことは、自分の至らなさを反省しただけでは『離婚回避』をすることは難しいことを自覚してください。
反省の後には、それを行動に移し、相手に状況を変えようとしている事を認めてもらわないと、『離婚回避』にむけての話し合いの進展はありません。
口先だけの謝罪や反省では相手に離婚を回避したいという熱意は伝わりません。話し合いの中で相手から求められ事を1つ1つ現実的に受け止め変えていく事で離婚の回避がはじめて現実味をおびてきます。
まずは、離婚したい側の気持ちを真摯に受け止め、相手が将来的にどうしたいのか話し合いを重ねながら理解し受け入れていくことです。相手の思いに寄り添うわけですから、ここではあえて『離婚回避』の話し合いであることを強調する必要はありません。
離婚調停で話し合う
話し合いを重ねても結論が出ないこともあります。そんな時は、離婚調停をすることも1つの方法です。
離婚調停とは家庭裁判所で行われている、夫婦関係調整調停です。夫婦の間に中立的な立場の男女1人ずつの調停委員を入れて夫婦が離婚にむけて話し合いをします。
裁判ではないので、手続きも簡素で弁護士を入れる必要もありません。離婚を迷っている時も利用できます。
離婚調停はあくまでも、中立な立場で調停委員が話し合いをしますので離婚・復縁の結論は出ません。なので、調停では、調停委員に復縁したくない旨を伝えるより、離婚したい相手が何を望んでいるのか真剣に向き合うことここでも、重要になってきます。
いずれにせよ一度、ひびが入ってしまった夫婦の関係を修復するには時間が必要なのです。
離婚調停は月に1度です。調停で話し合ったあと、次の話し合いまでに時間があるので、相手の要望に向き合う時間をしっかり取ることができます。
また、お互いに第3者を介しているので、当人同士の話し合いの時より冷静に相手の気持ちと向き合う事もできるので、『離婚回避』に向けて夫婦の絆を取り戻すことができるかもしれません。
『離婚回避』は話し合いと相手の要望を受け入れ、自らを変えるという行動も伴います。焦らずに時間をしっかりかけることが大事です。夫婦の人生がかかっています。1度や2度の短期間の話し合いで解決できるものではありません。じつくり腰を据える覚悟で取り組みましょう。
まとめ
離婚を確実に回避するための話し合いの心得とは!?
相手に求めるだけの話しあいは効果なし!
相手の言い分に耳を傾け行動しよう
離婚調停で話し合う