離婚 を決めた場合、なにも言わずに相手と離婚をすることは現実的に不可能に近いでしょう。離婚をするためには、どのように 話し合い を行えばよいのでしょうか。
離婚に向けての話し合いの 進め方 を知り、できるだけ平穏に、泥沼化しないように離婚を果たす方法を考えていきましょう。
確実に離婚するための話し合いの進め方
切り出すときははっきりとした言葉で
「離婚をしてください」と相手に告げることは、相当な勇気が必要なものです。相手から怒鳴られたり、泣かれたり、さまざまな事態を想定するでしょう。
しかし、曖昧な表現で逃げてしまって、相手に離婚の意志が伝わらないのは、もっとも避けたい状況です。
次にまた意思表明をするための機会を伺う労力もかかりますし、うまく伝えることができなかったことによって自信を失ってしまうことも考えられます。
「いま、このときだ」と決意して、相手に離婚の意思を伝えるのであれば、はっきりと明確に「離婚」の言葉を交えながら、気持ちを伝えましょう。
もちろん相手がどう出るかは、その性格や驚きの度合いによってさまざまですが、なにかを成し遂げるためには、第一歩を踏み出さないことにはなにも始まらないのです。
まずはふたりで話し合うことが重要
離婚をしたい旨を伝えたら、話し合いに進みます。このとき、一度はふたりで話し合う機会を設けるようにしましょう。
面と向かって離婚の話し合いをするのは勇気がいることですが、最初の話し合いから親や友人を交えてしまうと、相手から「味方をつれてきた!」と思われても仕方がありません。
離婚の話し合いは戦いではありませんが、正々堂々挑むことが重要です。
なお、その話し合いの中であまりにも相手が怒鳴ったり、逆上して手を上げてきたりして、話し合いの継続が難しい場合には、中断し逃げ出すことも考えておきましょう。
離婚はパワーがいるものです。序盤の話し合いで心が折れてしまっては、離婚を果たすことも難しくなってしまうでしょう。
話し合いの継続が難しい場合は第三者をはさむこと
逃げ出した場合、そのままうやむやにしてしまうのは避けましょう。
もちろん、離婚を言い渡された側はひどく動揺したものと思われますので、パニックを起こして罵声や暴力に走ったのかもしれません。
冷却期間として、一定の期間に限定して距離を置くのはありですが、そのままずるずると長期間の別居状態に陥ると、お互いが離婚にも復縁にも転べないような、曖昧な関係となってしまいます。
あなたに離婚以外の選択肢がない場合、第三者(知人や親、弁護士など)の力を借り、仲裁役をはさんだ上での話し合いの場を設けましょう。
第三者がいることで、離婚を言い渡された側も冷静になり、ふたりで進めるよりは粛々と話し合い行うことができるでしょう。
言いくるめられて離婚を諦めるのはNG
もしも相手がたくみな言葉や、歯向かえないような条件をつけて離婚を拒む場合、それに言いくるめられて離婚をやめようと考えてしまうこともあるのではないでしょうか。
しかし、その上でまた結婚生活を再開することは、あなたにとっては我慢の日々がやってくるということにほかありません。
一度は離婚まで考えた相手との日常生活は、ひどく苦痛なものとなってしまうでしょう。
離婚をしたいと感じた当初の気持ちを忘れず、かたくなに、なにを言われても離婚をするのだと前を向きましょう。そして、なぜ離婚をしたかったのかを、もう一度思い出しましょう。
離婚のための話し合いは、実際つらいものです。しかし、離婚が成立した先には、きっと自由で、開放的な毎日が待っています。
相手が応じない場合は何度でも、何日かけてでも、離婚に向けての話し合いを進めながら、明るい未来への歩みを着実に進めていきましょう。
まとめ
確実に離婚するための話し合いの進め方
切り出すときははっきりとした言葉で
まずはふたりで話し合うことが重要
話し合いの継続が難しい場合は第三者をはさむこと
言いくるめられて離婚を諦めるのはNG