離婚 の 話し合い に 親 は同席すべきなのでしょうか。離婚後の生活もあるわけですので、いちがんには答えのでない問題です。
今回は、離婚の話し合いに両家の親が同席するメリットとデメリットをご紹介いたします。
離婚の話し合い親が同席?親同席のメリットとデメリットは?
協議離婚のメリット・デメリット
離婚の話し合いを当事者同士で行う離婚の方法を協議離婚と呼ばれています。
この協議離婚は、他の離婚の方法として家庭裁判所に出向いて調停員を交えて離婚に向けた話し合いをする調停離婚や、調停で離婚不成立になってしまった場合に、それでも離婚したいという場合には裁判で離婚について争う裁判離婚があげられますが、この3つの方法の中で最も時間もお金も手間もかからない方法です。
なぜなら夫婦間の話し合いだけで離婚を成立させるのですから、離婚の条件に関して決まった段階で離婚届に判をして提出すれば離婚成立となるからです。ですので。協議離婚のメリットはこの手軽さがあげられます。
もちろん手軽とは言ってもそれは離婚の方法の中で最も手軽だというだけであって離婚をするまでは肉体的にも精神的にもかなりのエネルギーを必要としますのでそれは頭に入れておくべきことです。
ただ、協議離婚では当事者同士の話し合いだけであって法的に力を持った第三者が同席しない話し合いですので、もしここで取り決めた話を離婚後に反故されたとしても、法的にそれを責めることは難しくなってしまうというのがデメリットとしてあげられます。
また、当事者しかいない場ですので、怒声を浴びせられたり精神的な圧力をかけられたりすることで、心身に深い傷を負うことがあるということもデメリットとしてあげられます。
親同席のメリット
ではここからは離婚の話し合いに両親を同席するメリットについてご紹介します。
たとえば、結婚生活を破たんさせるきっかけを作ったのが明らかに相手である場合にはメリットがあるといえます。
ここであげられている結婚生活を破たんさせるきっかけとは、相手のDVや浮気、不倫によって結婚生活を続けられなくなったというケースを指しています。
DVや浮気、不倫をした相手とはほとんどの場合こちらのことを見下していることが多い傾向にあります。ですので、離婚決意を表明しても本気で捉えてもらえなかったりすることがあります。
しかし、こういった状況で親を交えた話し合いをするとなればさすがに雰囲気が変化します。
夫婦間の問題で親が来るというのは明らかに異常な状態であり、相手からしたら「本気で離婚したいと思われてしまっているんだ」という圧力をかけることができます。
さらには相手が離婚すると都合が悪いから今回はのらりくらりと言い訳をしてなんとか受け流し、離婚を回避しようとしていたとしても、もう義両親にまで自分の悪行が知られてしまっているといった状況では、今後も結婚生活を続けようなんてことはなかなか言えなくなります。
そういった意味では相手に対してプレッシャーを与えるという意味ではメリットはあるといえます。
親同席のデメリット
次にご紹介するのは離婚の話し合いに親を同席させるデメリットについてです。
先ほどご紹介したように相手に対してプレッシャーを与えるうえで自分の親に同席してもらうということは有効ではありますが、そもそも離婚の話し合いの場に同席してくれと自分の親にお願いするということはかなり屈辱でもあり、とてもお願いしにくいことです。
さらには、親にとっても肉体的精神的に苦痛であることは間違いありません。離婚の話し合いでは自然とお互いに対してのダメ出しやクレームなどを聞く機会がでてきます。
それを自分だけで聞くのもつらいのに親に知られてしまうということも苦痛ですし、これまで育ててきた自分たちの子どもに対してのダメ出しを聞くというのは親の立場からしても辛いものです。
また、自分で結婚を決断し実行できる大人になったのにも関わらず夫婦間の問題に親を介入させなくては話し合いができないという評価を受けて情けない思いをすることもあります。
自分の親だけではなく相手の親も同席して話し合いをするとなると話はかなり大事になってしまい、簡単に収集がつかなくなってしまいます。そういったことが親を同席させるデメリットだといえます。
離婚の話し合いは夫婦で
総合的に見ると離婚の話し合いに親を同席させることはデメリットの方が多いように感じます。ですので、離婚の話し合いは大人ですので当事者同士で解決することをおすすめします。
もしどうしても、当事者同士のみの話し合いに不安を感じるのであれば弁護士さんへ相談してみるか、思い切って家庭裁判所に調停申し立てをして調停離婚という選択も1つの方法だといえます。
まとめ
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協議離婚のメリット・デメリット
親同席のメリット
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