離婚 の 話し合い にはどれくらいの 期間 がかかるのでしょうか。短い夫婦では半年、長くかかる場合は数年を要することもあるようです。離婚で話し合わなければならない項目はたくさんあります。
そこで、今回は離婚の話し合い期間は平均的にどれくらいかかるものなのかご紹介いたします。
離婚の話し合い期間は平均してどれくらい?
離婚の話し合い
まず、離婚に向けた話し合いをするうえで、大切なことは「離婚前に決めておかなくてはならない項目を理解する」ことです。離婚に向けた話し合いで話し合うべきことは夫婦によって異なります。
たとえば夫婦間で子どもがいる場合は親権はどちらが持つのか、子どもとの面会はどのくらいの頻度で行うのか、養育費はどのくらいの期間にどのくらいの金額を支払うのかということを話し合う必要があります。
また、子どもがいてもいなくても離婚時の財産分与に関しての話し合いはしておいたほうがいいです。
また、DVや浮気など一方の過失で離婚に至ったのであれば慰謝料の支払いについても決める必要があります。
平均的な話し合いの期間
離婚の話し合いは平均してどのくらいの期間かかるのかというとだいたい半年から1年くらいだといわれています。
もちろん、その期間はあくまでも平均的なものというだけで2,3か月くらいで話し合いが終わってしまうこともあれば、話し合いが長引いてしまって2~3年かかってしまうようなケースもあるようです。
離婚の話し合いが長引く原因
離婚の話し合いが早めに終結して離婚が成立すればいいのですが、残念ながらどの夫婦も離婚の話し合いがスムーズに進むとは限りません。
離婚の話し合いが長引く原因は夫婦の間で意見が一致しないということがほとんどです。
たとえば、夫婦のどちらかは離婚をしたいと希望しているのにもう一方は離婚に同意していない場合は、かなり長い期間話し合いをする傾向にあります。
また、離婚自体には同意できていても、そのほかの離婚の条件についてなかなか納得できないという場合には、話がこじれてしまってなかなか離婚に至らないということがあるようです。
特に金銭面の話し合いと子どもについての話し合いは長期化しやすいといわれています。
親権問題
夫婦の間に生まれた子どもは、たとえ夫婦間の愛情が薄れてしまっていても愛しく感じるものです。
それと同時に離婚はしたいけれども子どもとは離れたくないという思いから自分が親権を持ちたいと考えるので、子どもの親権についてもめることが多いのです。
また、反対に離婚後の生活からの不安から子どもを養う自信がなくて親権を押し付けあう夫婦もいます。
子どもの親権の話は子どもの将来を左右してしまうことですので、離婚後の夫婦の感情より子どもが少しでも不自由のない生活を送ることができる環境を用意することを意識する必要があります。
離婚後も子どもの生活を守るためには親権を持つ親の健康状態も大切なポイントです。
よくいわれるものとして、シングルファザーは精神的に疲弊しやすく、シングルマザーは貧困に悩まされることが多いといわれいます。
離婚後も夫婦としての生活は終わっても血のつながった子どもであることには変わりありません。
親権についての話は、自分が親権を持ったら子どもに不自由をさせない生活ができるように、具体的な対応策を相手にわかりやすく伝える必要があります。
金銭問題
金銭面の問題としてあげられるものは、財産分与や慰謝料、子どもに対しての養育費についての項目です。
これらはお金が関わる問題ですのでできるだけ支払いする額を減らしたいという思惑と、できるだけ多くもらいたいという思惑が話をこじらせてしまいます。
それぞれ相場がありますのでその相場に従って決めるのが望ましいです。
あまりにも話がまとまらない時には弁護士に相談するのも1つの選択肢です。
離婚の話し合いはトラブル防止
離婚に向けた話し合いは、長期間続ければいいというわけではありません。話がまとまって夫婦間で納得できていれば短期間であってもかまいません。
特に離婚の話し合いに関して決まった期間続けたほうがいいということはありません。
しかし、離婚の話し合いは夫婦にとっての最後の共同作業であり、離婚後のトラブルを防ぐためにもできるかぎり夫婦お互いが納得した形で離婚をすることが理想的です。
ですので、効率的に離婚に向けた話し合いができるように準備が必要です。
まとめ
離婚の話し合い期間は平均してどれくらい?
離婚の話し合い
平均的な話し合いの期間
離婚の話し合いが長引く原因
親権問題
金銭問題
離婚の話し合いはトラブル防止