離婚 の 話し合い では、いくつか要点をわけ話しをすすめないと話し合いがまとまらないことがよくあります。
今回は、慰謝料や養育費の交渉なと離婚の話し合いをスムーズにすすめるためのポイントをご紹介いたします。
離婚の話し合いの進め方 ~慰謝料や養育費~
離婚の話し合いをする環境
離婚に向けた話し合いでは、とてもプライベートな問題が話題に上ります。したがって、第三者に聞かれずにすみ、かつ静かな場所を選ぶものです。
離婚の話し合いは自宅で行うことが多いと思います。自宅で話し合いを行う場合、これからご紹介するような工夫をすることをお勧めします。
話し合いに集中できるよう、気持ちの良い環境を整えるようにすると良いでしょう。
部屋をきれいにし、外の光が適度に差し込む居心地の良い空間を演出することで、余計なストレスを感じずに、話し合いをスムーズに進めることができるようになります。
離婚に向けた話し合いでは、感情的になることも多いことから、マイナスイオンを発生するエアコンを利用することも効果があります。
また、お腹が空くとイライラする原因にもなるので、お菓子をつまんだりお茶を飲んだりしながら、話し合いを進めて見てはいかがでしょう。
慰謝料や養育費
専業主婦はもちろんのこと、パートや派遣で働いているなど、収入が少ない妻にとっても、離婚に向けた金銭面の話し合いはとても重要です。
しかし、養育費や慰謝料の交渉では、一方的に自分の要求を通そうとすると、話がこじれることがあります。
慰謝料については、相手の主張する金額で納得する代わりに、養育費については自分の主張を認めてもらうなど、相手にも配慮した交渉をすることが、話し合いをスムーズに進めるためのポイントです。
いろいろなことを要求せず、自分の主張を1つに絞ることも、交渉をスムーズに進めるためには効果的です。
金銭的な話し合いは交渉
金銭的な交渉を行う際には、少しばかり駆け引きが発生します。
まず、あえて高い額を主張することで、本来の要求を通しやすくすることができます。
例えば、子供2人分の養育費として、10万円受け取りたいと考えているとします。しかしここで、子供1人あたり6万円、2人で12万円の養育費を受け取りたいと主張します。
ここで、相手方が12万円は払えないということであれば、10万円で手を打つから10万円は何とか支払ってほしいというように、話を持っていきます。
相手方にとっても、ある程度自分の主張が認められたと感じることから、お互いに満足が得られるという利点もあります。
ミラーリング
相手ともめることなく、落ち着いた状況で話し合いができる場合には有効な手段です。
「相手の話すペースがゆっくりなら、自分もゆっくりとしたペースで話す」、「相手が頻繁に髪の毛を触るようなら、自分も髪の毛を触ってみる」など、相手のしぐさを真似てみると、自分の主張を聞き入れてもらいやすくなる傾向があります。
しかし、相手がミラーリングの効果を知っていてそれに気づかれた場合、相手に不快感を与えることもありますので、注意する必要があります。
アジェンダコントロール
離婚協議では、真剣・養育費・財産分与・面会交流など、決めなければならないことがたくさんあります。これらのことを一度の話し合いで片づけてしまおうと思っても、それは現実的ではありません。
まずは、手を付けやすい問題から話し合いを始めるようにしましょう。
「今日の話し合いでは、預金と家財道具をどうするか決めよう!」といった感じでテーマごとに何回かにわけると、順調に話し合いがすすむでしょう。
まとめ
離婚の話し合いの進め方 ~慰謝料や養育費~
離婚の話し合いをする環境
慰謝料や養育費
金銭的な話し合いは交渉
ミラーリング
アジェンダコントロール