離婚は結婚と違い心身ともに消耗が激しいため、多くのエネルギーを必要としますからまずは、「離婚をしても大丈夫」という強い気持ちが重要です。
離婚前にすること はさまざまですが、何を差し置いてもやるべきことが3つあります。その3つを心がまえとあわせてみていきます。
離婚前にすること3つと離婚前の大事な心がまえ
まずは強い気持ちを持つ
離婚前にやるべきことはさまざまですが、まずは「離婚をしても必ず幸せな人生を歩む!」という強い気持ちをもつことが重要です。
離婚は結婚と違い、心身ともに多くのエネルギーが必要とします。そのため中途半端な覚悟でのぞむと、途中で心が折れてしまう可能性があるのです。
そうなってしまうと子どもがいる場合、子どもに辛い思いをさせることも否定できません。したがってまずは、「必ず成しとげる強い覚悟」および「離婚をしても幸せになる」という強い気持ちをもちましょう。
また相手に対して少しでも未練を感じているのでしたら、離婚をするべきではないといえるでしょう。少しでも未練を感じている場合は、離婚よりも夫婦仲を改善することに視点をあててください。そして子どもにとって、どちらが幸せであるかもよく考えるべきです。
離婚前にすること
離婚をする意思が固まっているのでしたら、離婚にむけてやるべきことをやりましょう。離婚前にすることは、以下の3つを参考にしてください。
財産のチェック
よくあるケースとして財産のことで話がまとまらず、かんじんな離婚の話をすすめることができないというパターンです。ですから離婚について話をする前に、あらかじめ財産のチェックをしておくべきです。
特にマイホームをもっているのでしたら、お互いが完全に納得できる形にしておくことが重要といえます。主な形としては以下の2つです。
- ローンを払い続ける
- 売却をする
なお売却については売却をしてもローンが残ることが多いため、あらかじめ売却額を知っておくことが望ましいでしょう。また、売却してもローンが残った場合はどうするのかもあわせて決めておくべきです。
マイホームを手放すのでしたら、離婚後の住まいも決めておく必要があります。前もってリサーチをしておき、あせることのないようにしておいてください。
子どもから話を聞く
先述したとおり離婚は多くのエネルギーが必要であり、子どもがいる場合はさらなるエネルギーを必要とします。しかし離婚は、夫婦2人だけの問題ではありません。
「子どもはできるだけ巻き込みたくない」と考える夫婦が多いことは事実です。しかし一方で、子どもの親権問題を抜きにして離婚をすることが困難であることも事実なのです。
離婚は、子どもの「今後の人生を大きく左右する出来事」といっても過言ではありません。
ですから離婚の準備をすすめる際は、子どもから「どちらについていくか」の話を聞いておくべきです。子どもの幸せのために「意思確認」をすることは、決して欠かすことのできない離婚前の準備といえるでしょう。
公正証書の作成
公正証書は、相手に養育費などの未払いが発生した場合、相手に対して強制執行の手続きを行うことができる公文書です。
国の調査では、相手から養育費がきちんと支払われている割合はわずか20%弱であるとのデータがあります。厳しい現実ですが、相手が養育費を支払ってくれる確率は低いと言わざるをえません。
したがって離婚をしたあと、生活ができないという事態にならぬよう「公正証書」は忘れずに作成するべきです。
離婚前にすることが完了したら
離婚前に必要な準備をしたら、あらためて気持ちを強くもつことが大切といえます。子どものため、ひいては自分自身が幸せな「第二の人生」を歩むためです。
「離婚をしてもやっていける」という強い覚悟と気持ちをもったうえで離婚の話をすすめ、離婚届の提出を検討しましょう。離婚をネガティブにとらえる必要はありません。誰にでも幸せになる権利はあるのです。
まとめ
離婚前にすること3つと離婚前の大事な心がまえ
まずは強い気持ちを持つ
離婚前にすること
離婚前にすることが完了したら