離婚の原因の一つに借金などお金のに関わることがあります。離婚後もその借金に悩まされる人もいることでしょう。債務整理のひとつである 任意整理 をご存知ですか。
また任意整理をした後、 クレジットカード を 作れる のかどうかも気になります。
任意整理をしてもクレジットカードは作れるのか？
任意整理は債務整理のひとつです
借金の返済で困った時に思い浮かぶのは「自己破産」という言葉だという人は多いのではないでしょうか。自己破産も債務整理のひとつです。
自己破産すると借金を返済しなくてよくなるという安易な考えで手続きをしてしまうと、失うものも大きいのでよく考えなければなりません。
同じ債務整理のひとつに任意整理というのがあります。
これは裁判所による手続きを通さないで借金を減額する方法です。もっとわかりやすく言うと、借り手と貸し手が話し合って借金の減額を行うことです。
利息制限法で定められて利率より高い利息の借金を正当な金利で計算しなおして、借金の額を減らしたり分割回数や金額を減らしたりして負担を軽くします。
任意整理のメリットとは何か
ズバリ任意整理をすることのメリットとは何でしょう？また自己破産とは何がちがうのでしょうか？
具体的にご紹介します。
まずは債務整理とはいえ裁判所に行く必要がありません。弁護士や司法書士など専門家にお任せできます。ギャンブルによる借金も減額できたり、マイホームや車を手放さなくてもすみます。
整理することにより金利の支払い負担がなくなり、借金が大幅に減ります。取引によっては借金がなくなったり、過払い金が発生することもあります。
弁護士や司法書士など専門家が代理人になることで、催促が止まります。自己破産をしてしまうと警備員や保険代理店など資格が失効する職業につけなくなります。
またマイホームや車などの資産を差し押さえられます。そして一度自己破産すると再度自己破産することができなくなるのです。
通称ブラックリストと呼ばれる信用情報に債務整理を行った事実が登録される期間が、自己破産の場合７年から１０年間となっています。
それに対して任意整理は５年間です。任意整理は財産などの差し押さえはありませんし、家族や会社にバレることがありません。
では、任意整理のデメリットは何？
任意整理を知らずに、「借金」「自己破産」「ブラックリスト」というキーワードでいっぱいだった人は、任意整理はいいことづくめだと思ったことでしょう。
しかしデメリットもあります。
まずはブラックリストに登録されるということです。期間は５年となっていますが、借金の返済期間もプラスされるので５年プラス返済期間ということです。
登録されている期間は新たな借り入れはできません。そもそも任意整理をしても元金が減らない場合にはあまり意味がありません。
借り手と貸し手の話し合いとは、つまり示談の事です。なので貸し手の金融業者が応じない場合もありえるのです。
任意整理ができる条件に、まず安定した収入があることが求められます。そして収入から必要な生活費をひいた金額（可処分所得）を確保できることです。
クレジットカードはどうなる？
さて、任意整理をしたあとクレジットカードを作れるのかが気になります。
クレジットカードは返済能力があってこそ作れるものです。もともと持っていたクレジットカードを債務整理する時に残すことはできますが、新たに再発行となると難しいです。
債務整理によって返済能力に対する信用がなくなるとクレジットカードの再発行はほぼできません。
もちろんブラックリストに登録されている間は新しいカードを作れませんが、登録期間が終わり今までとは違う会社のクレジットカードならば作れる可能性はあります。
同じ会社の場合ブラックリスト期間が終わってもその会社には債務整理の記録が残るわけなので、２度と作れないのです。
信用がない人にお金は貸せないものだと思いましょう。
まとめ
任意整理をしてもクレジットカードは作れるのか？
任意整理は債務整理のひとつです
任意整理のメリットとは何か
では、任意整理のデメリットは何？
クレジットカードはどうなる？