離婚をするときには、泣き寝入りという言葉がよく使われます。夫から暴力をふるわれていたのに証拠がないために慰謝料をもらえないとか、夫が無職なので十分な養育費をもらえないといったことです。
ここでは、離婚においてよく使われる 泣き寝入り の 意味 を解説し、泣き寝入りをしないためにはどうすればよいかを考えてみたいと思います。
離婚における泣き寝入りの意味とは?
泣き寝入りの意味は?
泣き寝入りの意味は、子供などが泣いているうちに寝入ってしまうことを指します。そこから、「異議や不服はあるが、そのままあきらめてしまうこと」という意味でも使われだしました。
離婚において使われるのは、主に後者の意味になります。離婚では、養育費、慰謝料、財産分与、子供の親権、面会交流権などが問題となりますが、そのすべてにおいて泣き寝入りをしてしまう可能性はあります。
- 夫がギャンブルで浪費をしてしまうので、養育費をもらうことを諦めてしまう
- 夫から暴力をふるわれていたが、病院にも警察にも相談をしておらず、証拠がないため慰謝料をもらうことを諦めてしまう
- 子供と一緒に住みたいが、子供が父親と一緒に住むことを希望しているため親権をとられてしまった
- 不倫をされているのはたしかだけど証拠がないので慰謝料がとれない
といったケースはごく一部であるにすぎず、泣き寝入りの事例はほんとうにさまざまです。
泣き寝入りは知識や経験がないために起こるのか?
泣き寝入りの中で、ほんとうにどうしようもないというケースはほとんどありません。「あのときああしておけばよかった」と、後になってから後悔するパターンのほうが多いでしょう。
例えば、暴力をふるわれていたなら病院で診察を受けておけばDVの証拠となります。警察に相談に行っても、暴力を受けたという証拠として写真をとってくれるようです。
浮気をされていたなら、探偵に依頼をしてしっかりと証拠をとっておけば、100万円から500万円の慰謝料が相場になりますので、探偵にかかった費用よりもはるかに高額の慰謝料をもらえる可能性が高いです。
離婚をするときに養育費と慰謝料の取り決めをしたが、途中から支払いが止まってしまうということはよくあります。口約束だけですませていた場合には、「言った・言わない」の争いになってしまうこともあります。
「もしもきちんと公正証書を作成しておけば・・」と後悔をしても遅く、慰謝料や過去の養育費は諦めるしかないということもあります。
このようなことは、知識や経験がないために起こります。「なんとかなるだろう」という甘い考えや、「口約束でも約束を守ってくれるだろう」といった根拠のない相手への信用からくることもあります。
泣き寝入りを避けるためにはどうすればよい?
もしもあなたが、法学部を卒業していたり、社会人として十分に経験を積んでいてさまざまな知識を身につけていたなら、自分で解決することもできるかもしれません。
しかし、まだ若い人の場合や、問題を解決するための知識や経験が足りていない場合には、弁護士などの専門家に力を借りるということが重要になります。
最近の法律事務所では、相談だけなら無料で受けてくれるところも増えています。また、法テラスなら国の機関ですので、どれだけ相談をしても無料です。
まとめ
離婚をするときには、多くの女性が泣き寝入りをしてしまいます。恋愛においては、男性のほうが年上であるケースが多いので、単純に人生経験が豊富な男性が優位に立ってしまうという理由もあるのかもしれません。
泣き寝入りを避けるためには、自分でなんとかしようとせずに、弁護士などの専門家の力を借りることが重要です。弁護士を雇うには費用がかかると思っている人が多いですが、初回の相談だけなら無料で受けられるところも多いです。
まずは相談をしてみて、弁護士を雇うことにメリットがあるときにだけ依頼をすればよいのです。あるいは、無料の法律相談窓口である法テラスならいくら利用をしても料金はかかりません。
まとめ
離婚における泣き寝入りの意味とは?
泣き寝入りの意味は?
泣き寝入りは知識や経験がないために起こるのか?
泣き寝入りを避けるためにはどうすればよい?
まとめ