モラルハラスメント という言葉をご存じですか?最近もタレントの離婚 原因 になるなど、なにかと話題にのぼっていますが本当は大変恐ろしい心理が働いています。内容を知ることで被害を未然に防げる可能性もあります。
これってモラルハラスメント?見えない原因も知りたい!(前編)
モラハラ(モラルハラスメント)とは
モラルハラスメントとは、モラル(だと一方的に思っていることが多い)によって振るわれる精神的な暴力や嫌がらせのことです。怪我やアザなどが残る肉体的な暴力とは違い、第三者から発見してもらうのはかなり難しい暴力です。
やがて被害者の方は精神的に完全に支配されてしまい、加害者の作るループから抜け出すことすら思いつかないところまで疲弊してしまいます。
夫が加害者、妻が被害者というケース以外にも妻が加害者、夫が被害者だったり、舅や姑、子どもや他人などと関係する場合でもモラルハラスメントは起こります。ここでは主に夫婦での場合を例にとって考えていきます。
モラルハラスメントの例(被害者側から)
たとえば、朝起きて朝食の準備をします。目玉焼きには(いつもそうしているので)醤油を添えます。
夫が起きてきて食卓につき、それを見て「今日はマヨネーズの気分だった」とつぶやきます。あなたはあわててマヨネーズを冷蔵庫から出してきたり、目玉焼きを焼き直したりと必死に対応しようとします。
でも、それらあなたが頑張った対応策の全ては受け入れられずに「お前は本当に使えないやつだ」と罵倒されたりため息まじりにつぶやかれたりします。
そしてその後もずっと夫の顔色を見てビクビク過ごすのです。これは極端な例なので文章で読むとつい笑ってしまうような内容です。本当にこんなささいなこと…が、日常の端から端まで積み上がり、常に、何をしても否定され罵倒され心を支配される。これがモラルハラスメントです。
モラルハラスメントの例(加害者側から)
今朝はよい目覚めで、美味しそうな朝食の香りが漂っています。キッチンに行くと、妻が朝食の準備をしています。
妻がキビキビしていれば「調子に乗りやがって、なにか文句の一つもぶつけて主導権を俺が取り戻さなくちゃ」妻が疲れきっていたら「せっかく俺が起きて来てやったのに景気の悪い顔しやがって」そして「俺をムカつかせるコイツが悪い。悪いことを解らせて、しつけてやらないとコイツのためにも良くない」など、とにかく妻を否定し貶めて自分が優位に立つための発想しかありません。
これがモラルハラスメントです。
まとめ
これってモラルハラスメント? 見えない原因も知りたい!(前編)
モラハラ(モラルハラスメント)とは
モラルハラスメントの例(被害者側から)
モラルハラスメントの例(加害者側から)