認知されはじめた モラハラ は、精神的な暴力のため不眠症やうつ病などを患う被害者は多く、近年では離婚理由として増えています。しかし、離婚に簡単に同意しないのがモラハラ加害者です。
これ以上被害に合わないために、離婚を決意した場合の加害者に対しての 対策 について、考えていきます。
モラハラ加害者と有利に離婚するための対策とは(前編)
離婚を決めたときの対策は「性質改善」
モラハラの被害者の中には、「被害者になりやすい性質」があります。モラハラに限らず、不満をもちながらも不機嫌になるからと相手の言いになりになり、自分の意志を無視した行動を無意識にとっていることが多いのが特徴です。
他人を支配し、自分が優位に立ちたいモラハラの加害者にとって、そういった性質を持つ人は絶好の相手と言えます。まずその性質の改善をしなければ、加害者の言いなりになってしまい、思うような形での離婚はできないでしょう。
性質を改善するためには、まず自分の譲らない意志を持つことが重要です。他人のために行動することは大切ですが、そこに自分の納得した意志が反映されていなければ意味がありません。
加害者は「強く言えば自分の思い通りに動く人物」と判断し、離婚の条件など無理難題を提示してくる可能性があります。
離婚を決意したらまずは、自分の譲れないもの・絶対に譲りたくない条件などを整理し意志を固めることが必要です。
離婚を切り出すときの対策は「音声録音」
モラハラ加害者との離婚は精神的にも追い詰められます。そもそも加害者は自己愛が強く自分を否定されることに、何よりも過剰に反応します。
加害者にとって離婚を提示されるということは、自分を否定されたことと同じであり、自分よりも下だと思っていた相手に見下されることと同じです。そのため、暴言や暴力ではなくとも無視や行動で相手を精神的に追い詰めるのです。
その加害者の自尊心を守る言動が、被害者にとってはチャンスなのです。モラハラは日常生活での会話が主でありDVなどと違って証拠を残しにくいものです。
協議離婚や離婚調停などの場合、暴言などを記録しておくことで「モラハラの事実」を証拠として示すことができるので、自分の意志を反映されやすくなります。
離婚を決意したら証拠を集めるためにも、言動の録音やその時の様子を記録するようにしましょう。
まとめ
モラハラ加害者と有利に離婚するための対策(前編)
離婚を決めたときの対策は「性質改善」
離婚を告げるときの対策は「音声録音」