モラハラは、相手に精神的な虐待を与えて相手を自分の思い通りにしようとする行為のことで、夫婦間での深刻な問題になりかねません。モラハラは離婚にもつながってしまう問題ですので対策が必要です。
今回は離婚とならないために モラハラ 対策 についてご紹介します。
離婚とならないためにモラハラ対策とは
モラハラとは
まずは、モラハラとは具体的にどういった行為なのかということをご紹介します。
具体的にモラハラとされる行為はいくつかあり、その言動は夫婦ごとにさまざまあるとされていますが、主に相手を見下して貶す言動であったり、夫婦喧嘩などの正当な理由もなく相手を無視し続けること、相手がすることすべてにダメ出しする行為や相手を威圧するためにわざと大きな音をたててドアを閉めたり、物を置いたりするという行為もモラハラとして認められます。
モラハラをする加害者は、言葉や言動で相手を威圧して相手から恐れられることで自分の思い通りにコントロールしようとしています。
DV加害者と異なり、理性的である場合が多いので、肉体的な暴力はふるわないですし、外面はとてもいいので周囲の人にはモラハラが行われていることに気づいてもらえないことが多く、モラハラ被害者が周囲の人にモラハラ被害を訴えてもなかなか信じてもらえないケースが多いようです。
また、よくどうしてそんな人間と結婚したのかといわれてしまうことが多いのですが、モラハラ加害者は結婚する前はとても優しくて、威圧するような言動をとることはありません。
結婚して相手が自分の所有物になったと感じてからモラハラ加害者の本性を現すので、モラハラ被害者のほとんどが、モラハラをするよう人だと思わなかったと口をそろえていうのです。
モラハラと向き合う
では、ここからはモラハラ対策としては何が必要なのかということをご紹介します。
まずは今モラハラを受けている状況なのであれば、モラハラをされているという現実と向き合う必要があります。つまりなぜ今あなたはモラハラ被害者になっているという状況が起こっているのかということを理解することが必要なのです。
モラハラを受けてしまう状況になってしまった原因はさまざまなことがあげられます。
モラハラを受ける原因としてよく思い浮かべることといえば、たとえば結婚前に夫の性格をしっかり見極めることができなかったからということかもしれませんし、相手の機嫌を損なうような言動や行動をしてしまうからという場合もあるかもしれません。
また、モラハラ夫が怒りをコントロールできない気性の荒い人物だったという場合もあるかもしれません。しかし、自分が今の状況を作った原因だと思っていることは、実は本当の原因とは異なる場合もあるということも考える必要があり、それがモラハラと向き合うということになります。
モラハラ被害者でよくあることは、自分が完全な被害者であると考えていることです。もちろん、モラハラはしてはいけないことですし、モラハラ加害者に非があるということは間違いないのですが、モラハラを受けてしまうような状況を作ってしまったことは自分自身にも原因があるのかもしれません。
相手を責めるばかりではなく、自分に原因がなかったのか客観的に考えて原因を探る必要があります。もし、ここで原因がわかって自分にも非があったと気づくことができれば、そこから状況が好転することもあります。
自分の卑下しないこと
モラハラ加害者を寄せ付けてしまうモラハラ被害者の特徴としては、自分のことを、ダメな人間だと感じているような自分を卑下しているということがあげられます。
自分のことを卑下している人はモラハラ加害者からしたら恰好の餌食です。なぜならそういった自分に自信のない人間には付け入る隙が多く、さらに少し威圧するだけで自分の思い通りにコントロールしやすくなると考えられてしまうからです。
モラハラ加害者は自分は間違っていない、自分こそが正しいという考えをもっていて、その自分の考える正しさを人に押し付けようとしています。
ですので、モラハラ対策には自分を卑下することはやめることと、自分が正しいと思うことをしっかり理解したうえで、どんなにモラハラ加害者が自分の理論を押し付けてこようとしても正しいと思うことは絶対に曲げないという意志の強さをもつことが大切です。
もちろん簡単なことではありませんが、モラハラ対策をするということはモラハラ被害を受けなくて済むだけではなく、モラハラ加害者のためにもなることです。もし、モラハラを受けているけれども離婚はしたくないと考えているのであれば、ぜひモラハラ対策をしてください。
まとめ
離婚とならないためにモラハラ対策とは
モラハラとは
モラハラと向き合う
自分の卑下しないこと