「離婚の原因となるモラハラの対処法(前編)」では、モラハラをする人の特徴やモラハラをされないための対策についてご説明いたしました。後編では、さらに詳しくモラハラ対処法をご紹介いたします。
もし、 モラハラ をされたと感じた場合は 離婚 を視野に入れ、いつ、どこで、どのようなことをされたのかという証拠を残すようにしましょう。
離婚の原因となるモラハラの対処法(後編)
- 目次 -
同情しない
先ほどモラハラをする人の特徴についてふれましたが、モラハラ加害者は相手に対して自分が同情に値する人間だと思わせることが得意です。同情をしてもらうことでより有利に相手より自分の立場を上にすることができると考えているからです。
ですので、モラハラ対策としては相手に同情しすぎないということが大切です。確かに自分の好きな人がかわいそうな思いをしていると思えばついつい同情してしまいたくもなりますし、なんとかしたいと思ってしまうこともあります。
また、この人は私がいなくては駄目なんだと思ってしまうこともあり、こういった同情してもらえる状況はモラハラ加害者にとっては好都合です。同情してもらうことで相手を自分の思い通りにコントロールしやすくなると考えているからです。
少しでもモラハラの被害を感じるようであれば、相手が同情を誘うような話をしてきたときには同情しないということが大切です。
相手を優位に立たせておく
もし、あなたがまた精神的に余裕があるのであれば、相手をいい気にさせておくために相手を優位に立たせておくということも実はモラハラ対策に有効なのです。
モラハラ加害者のモラハラ発言には優位に立ちたいという心理が隠れています。こういった思いを抱くのは自分に自信がなく、自分は精神的に弱いということを自覚しているからです。つまりモラハラとは自分に対しての自信のなさを隠すための虚勢なのです。
ここで相手を優位にたたせておくことで自分への自信を取り戻し、モラハラがなくなることがあります。ただ、優位にたたせることは適度に行わなくてはかえって逆効果になってしまうっこともあるので注意が必要です。
証拠を残す
ここまでモラハラへの対策方法をご紹介しましたが、すべてを試してもモラハラをされている状況が改善しないこともあります。この場合にはモラハラ加害者を更生することは難しいと考えられますので、残念ですが離婚も視野に入れていく必要があります。
モラハラの難しいところは感じ方の違いがあることで、自分はモラハラ被害者だという意識があるのにも関わらず、相手には身に覚えがないといわれてしまうとモラハラが認められず、離婚の話し合いの際に不利になってしまうこともあります。
ですので、モラハラをされたと感じた時にはモラハラと感じた物事について証拠をのこしておく必要があります。いつ、どこで、どんなことをされたのかという証拠を残しておいてください。例えば日記を記しておくことでその日記が証拠になります。
まとめ
離婚の原因となるモラハラとその対処法(後編)
同情しない
相手を優位に立たせておく
証拠を残す