最近は夫婦共にモラハラ被害を題材にしたブログを書く人が増えてきました。
モラハラという言葉が世に出はじめた頃は、被害者女性のつらい心情から離婚するための対策までが書かれた書籍やブログがほとんどでしたが、やはり加害者側の考え方を知らずにいるのはフェアではありません。
今回は、モラ夫から見た モラハラ 知識とモラ 夫 対策 についてご紹介いたします。
モラ夫から見たモラハラ知識とモラ夫対策
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モラハラ加害者が運営するサイトは少ない?
加害者本人が書くブログを探しても、加害者の意見や悩みがわかるサイトが少なく、それ以上に行政による支援のサイトが少ないのが現状です。なお以前、加害者支援として女性団体系DV加害者更生プログラムというものがありましたが、問題がありました。
ただし加害者本人が書くサイトは0ではありません。そのうちの1件ご紹介します。
「DV・モラハラ更生、夫婦・人間関係について学ぶ人のブログ」。モラハラ加害者の考え方やモラハラ改善の方法だけでなく、離婚ビジネスの実情、そして離婚ビジネスの実情に対する問題提起まで幅広く書かれています。
今回はこのブログを生かして加害者の視点と客観的な視点の両方を比較しながらモラハラとは何かについて考えます。
モラハラを定義するのは難しい
モラハラを定義する場合、事例を上げながら「モラルによる精神的な暴力」と説明してあることが多いのですが、今回取り上げたブログにはこのように書かれていました。
「相手の望まない事・望まない価値観を『押し付ける』こと」。一見DVとモラハラを示しているように見えますが、望まない事や価値観を押し付けるだけなら、はねのけることも、否定することもできます。つまりケンカです。
しかしそれができないように仕向けたうえで、一方だけを心身喪失になっても攻撃し続けることの説明が付きません。やはり押し付けるだけではモラハラを定義するのは難しいです。
攻撃は最大の防御、モラハラは防衛行動の1つ
モラハラは「身近な誰かの言動を陰湿に指摘するなどして相手の自尊心を深く傷つけ、加害者本人は優越感に浸っている」という説明を受け入れたくなります。
しかし加害者にとってのモラハラは、無視や精神的苦痛を与えて相手をコントロールするまでは同じなのですが、優越感はなく、暴言を吐いても後悔が押し寄せてしまい、すっきりしません。
ブログでは自分に自信がない、自分を認めてほしいという気持ちがゆがんだ形で出てしまうからではないか、とご本人は推測します。
また自己肯定感の欠如や生育環境についても言及していましたが、なぜ暴力や陰湿な指摘に変換されてしまうのかについては、明確な答えを導き出すことはできませんでした。
モラハラは正しい治療をすれば改善する
モラハラに有効な治療法はカウンセリング、グループワークの他に認知行動療法があります。この中でも認知行動療法は、沸き上がったマイナスの感情のどこがどのように歪んでいるかを自分で見つけるための訓練が必要になります。
しかしブログ上で最も多く書かれている(グループ)ワークは、男女、加害者、被害者が同じ空間で学んだり、そのあと、情報交換やたわいもないおしゃべりをしたりできます。
また、夫婦一緒に来たり、子供を連れてきたりできるような自由度が高いところなので、多様性を受け入れる訓練が自然にできるようになっているのかもしれません。
DV・モラハラ関係者を食い物にする離婚ビジネスから自分を守る
問題があると冒頭で軽く触れた、女性団体系DV加害者更生プログラムについて詳しく説明します。
実際にはDV加害者プログラムといって「更生」ではなく、加害者を講師の女性が一方的に攻め続けて加害者を追い詰めます。昭和の自己啓発セミナー再来でしょうか?誰から見ても常軌を逸しています。
しかも加害者を反省させるとさらに危険な行動をとることを十分承知の上でわざと反省させて、加害者が何かアクションを起こすのを待ち受けます。そして危険になったところで、弁護士を入れて調停にもっていかせるという一連の流れが、もちろん金銭の流れもできています。
被害者も加害者も夫婦で普通の生活を送りたくて支援者を頼っているのに、支援者によってさらに不幸にさせられるなんて、あってはならないことです。
現在はなりを潜めているようですが、オレオレ詐欺と同じで、時代に合わせて次の罠を貼っていることは十分考えられます。人生に係わる決断をするためのパートナーとは、よく調べてから手を組みましょう。
まとめ
モラ夫から見たモラハラ知識とモラ夫対策
モラハラ加害者が運営するサイトは少ない?
攻撃は最大の防御、モラハラは防衛行動の1つ
モラハラは正しい治療をすれば改善する
DV・モラハラ関係者を食い物にする離婚ビジネスから自分を守る