配偶者のモラハラに悩まされている人が最近増えているようです。また、わかっていても抑えることができない、自分が加害者となるモラハラに悩まされている人も多いようです。「モラハラは治療することができないものなのか?」。そのように考えたことがある人も多いことでしょう。
これから、 モラハラ の 治療 について考えてみることにしましょう。
モラハラは治療できる!?モラハラの原因と治療法に迫る!
モラハラの原因
「モラハラ夫」や「モラハラ妻」と呼ばれる人たちのモラハラのほとんどは、本人の性格に起因したものです。また、モラハラの被害にあいやすいタイプの人もいます。つまり多くの場合、本人または相手の性格が原因となり、モラハラ加害者・被害者が作り出されてしまうわけです。
その一方で、身体的不調によって引き起こされるモラハラがあることをご存知でしょうか。栄養不足や、疲労、寝不足などから生じる体調不良が、モラハラの原因になることがあります。
栄養不足や体調不良が深刻になると命の危機にもなりかねません。そのような危険な状態に陥る前に対応するために、脳は情報処理に追われることになります。その結果、知性や理性が十分に働かなくなり、モラハラを働いてしまうことがあるのです。
治療の基本はカウンセリング
モラハラの治療は、被害者が相手からモラハラの被害を受けているという事実を認識することから始まります。
心を許した友達や家族に、現状を打ち明けてみてください。それによって、モラハラの事実が初めて第三者に対して明らかになります。話をした相手が、あなたがモラハラの被害にあっていることを認識すれば、自分がいかにひどい目にあっていたのかを自覚することもできるはずです。
次に行うべきことは、相手を心療内科や精神科に連れて行くことです。モラハラ加害者は自分が病人だとは思っていません。そのため、モラハラ加害者を病院に連れて行くことはとても困難です。
したがって、相手ではなく、自分にモラハラを受ける原因があるなど、おもに自分が診てもらう目的でクリニックに行くように装うなど、工夫が必要になります。
本人の性格に起因するモラハラ加害者の場合、心のどこかにモラハラの要因となるものがあるはずです。その要因を取り除くことが、モラハラの根本的な治療につながります。
モラハラ治療、身体へのアプローチ
脳を構成する細胞には、神経細胞のほかにグリア細胞というものがあります。そして、神経細胞の数が千数百億であるのに対して、グリア細胞の数はその10倍といわれています。グリア細胞には神経細胞に栄養を与える働きがあり、神経細胞はグリア細胞なしでは生きることができません。
つまり、神経細胞の10倍も存在するグリア細胞に十分な栄養が届いてこそ、脳の働きを活性化することができるのです。
また、感情をつかさどる脳内物質は、アミノ酸やビタミン、ミネラル、酵素などから作られます。これらの栄養素が不足して脳の働きが鈍くなると、知性や理性の働きにも支障をきたし、言動が乱れるようになります。
アミノ酸やビタミン、ミネラルなどの栄養を十分に摂取することが、モラハラ治療には有効と考えられます。
モラハラの予防
体調不良に陥ると脳内物質が大量に分泌され、不安やイライラに敏感に反応してしまいます。普段なら快く引き受けることでも、体調が悪い時にお願いされると腹が立つことはありませんか?それは、大量に分泌された脳内物質の影響によるものです。
体調が良ければ、不安やイライラを感じやすくなる脳内物質も減少し、知性や理性が正常に働くようになります。体調管理はモラハラ予防・治療に効果的だと考えられます。
また、糖分が多い飲み物を摂ると、脳は不安定な状態になることがわかっています。その結果、イライラしたりキレやすくなったりすることが考えられます。モラハラを未然に防ぐためには、糖分を多く含んだ飲み物を控えることも重要です。
まとめ
モラハラは治療できる!?モラハラの原因と治療法に迫る!
モラハラの原因
治療の基本はカウンセリング
モラハラ治療、身体へのアプローチ
モラハラの予防