お互い口に出さなくても、離婚を考えている夫婦は多くいます。原因はさまざまですが、常に 問題意識 を持って夫婦生活を送ることが大変重要です。
夫婦になっても他人であることを忘れず、良好な関係を保つためには何が必要かを日々考えなければなりません。
夫婦間で問題意識を持つことの勧め
家族に気を許し過ぎない
一生独身でいるのは不安だから、子どもが欲しいから、落ち着いた生活を送りたいからなど、皆一定の精神的、あるいは経済的安定を求めて結婚をします。若いころのようにパートナーにときめきや刺激を求めて、そのために結婚をする人は少ないはずです。
すると、パートナーは気の許せる相手であり、気兼ねすることもなくなります。確かに穏やかな日常を手に入れられますが、気を許し過ぎると気が付かない間に離婚問題に発展してしまいます。
家の中を裸同然のような姿で歩き回る、相手の話に耳を傾けない、連絡もせずに夜遅くまで飲みに出かける、このようなことを続けていれば夫婦のどちらかが愛想を尽かしてしまうのも無理はありません。
夫婦とは一体何なのかを考え直す必要があります。
家族に問題意識を持つ
企業に勤めていれば、どうすれば社員は快適に仕事ができるか、業績が上がるかなどを考え、目的を達成するための問題や障害、それらに対する解決法を意識しながら行動します。
家族間でも同じことがいえ、どうすれば家族が仲良くいられるか、子どもを健全に育てられるかを夫婦で考え、その目的を達成することを意識します。
例えば夫の給料が減った途端に離婚した夫婦の場合は、家族とは何かという意識が低かったことが原因といえます。夫が稼ぐことが当たり前、妻が家事や育児をすることが当たり前、そういった意識でいれば状況の変化に耐えられなくなります。
離婚する前に、妻も働きに出ること、その代わりに夫も家事を分担するという選択肢もあったはずです。夫婦の役割分担が、共依存ではなく家族として快適に暮らしていくための手段だという意識があれば、生活環境の変化にも柔軟に対応することができます。
確かに家庭は落ち着ける空間であることに意味があるので、会社のように厳しくある必要はありませんが、長い夫婦生活を快適に過ごすための方法を日々意識しなければなりません。
夫婦生活を快適に過ごすには
良い夫婦関係を築くためには何が必要かとなれば、絶対にお互いへの気遣いは欠かせません。逆に相手への気遣いさえ忘れなければ、家庭への問題意識をしっかり持っているといえます。
仕事や家事、育児で疲れていても顔を合わせた時はお互いに笑顔でいる、仕事で遅くなる時には必ず連絡をする、相手の話に耳を傾けるなど、些細なことでも相手を大切に想う行動を取ることで良い夫婦関係を築くことができます。
そして、夫婦共通の家族としての目標を持つことも大切です。ただ漠然と良好な夫婦関係を築かなければならないと考えるよりも、何かの目的のために夫婦が仲良くした方が良いと思える方が良しくやすくなります。
子どもがいると子育てが1つの目標になり、幼稚園に入学するまで、小学校に入学するまで、中学校に入学するまでとある一定の期間で目標を作るとイメージが付き、達成しやすくなります。
どんな家庭でも離婚する可能性がある
結婚した夫婦の3組に1組は離婚するといわれていて、年々増加傾向にありますが、決して他人事ではありません。相手に特別な問題、例えば借金や浮気、暴力がない夫婦でも離婚する可能性は十分にあります。
もしも何のために結婚したのか、夫婦であることの意味や努力を忘れてしまっていたら、十分離婚する危険性があります。離婚すれば子どもは悲しい思いをし、自身も孤独になることは確かです。そうならないためにも、家族でいることの意味を意識しながら日常生活を送ることが大切です。
まとめ
夫婦間で問題意識を持つことの勧め
家族に気を許し過ぎない
家族に問題意識を持つ
夫婦生活を快適に過ごすには
どんな家庭でも離婚する可能性がある