弁護士に依頼しなくても離婚に向けた協議を進めることはできます。しかし、協議がスムーズに進まない時などは、弁護士を立てて話し合いをすることも選択肢の1つと考えられます。ここで気になるのが弁護士費用です。
協議離婚 の際に 弁護士 を頼むといったいどのくらいの 費用 が掛かるのか、弁護士に依頼するメリットともに考えてみます。
協議離婚に弁護士は必要?依頼するメリットとその費用
協議離婚の問題点
子供がいる場合は、どちらが親権者になるのかを決めれば、それ以外に特段の取り決めをすることなく離婚を成立させることができます。このように、協議離婚においては特段の取り決めをしないで離婚する夫婦が非常に多く、離婚後にトラブルが発生するケースが非常に多いのです。
慰謝料・財産分与・子供の養育費・面会交流に関しては、離婚前に話し合っておく必要があります。
しかし、これらのことを冷静に話し合うことが難しい場合があることも事実です。このような場合は弁護士に依頼することで、離婚前に決めておくべきことが明確になり、後々のトラブルも回避することができます。
弁護士に依頼すると、ここが便利!
弁護士に介入してもらうことで、慰謝料・財産分与・養育費といったお金に関する取り決めに関して、スムーズに合意することが期待できます。
弁護士が提示する慰謝料や財産分与の額には根拠がありますので、夫と妻双方にとって説得力があります。感情的になった当事者同士では、なかなか合意に至らないお金の問題でも、弁護士に依頼することで早期に合意できることが期待できます。
離婚前に取り決めた内容は、「離婚協議書」という形で残しておくことが望ましく、書面に残すことで「言った」「言わない」の水掛け論を避けることができます。
弁護士は離婚協議書の作成も行ってくれます。また、作成した離婚協議書を公正証書にする手続きをサポートまで行ってくれるので、弁護士に依頼することで離婚後のトラブルは確実に回避することができます。
協議離婚の際の弁護士費用
協議離婚においては、弁護士に期待する働きによって費用は違ってきます。当事者が主体となって離婚に向けた協議をするのであれば、協議すべきことに関して弁護士と相談するだけで済みます。
したがって、費用も安く抑えられます。しかし、離婚協議自体を弁護士に依頼するとなると、費用も高額になります。
有料の法律相談活用のススメ
一般的に、訴えられる側よりも訴える側の方に多額の弁護士費用を支払う傾向にあります。それは訴える側が訴える理由を証明しなければならないからです。この傾向は離婚の場合も同様です。
弁護士に依頼して自分から離婚協議を仕掛けるのは得策ではありません。離婚協議に関しては、弁護士に相談して対応を行えばよいのです。
上述のように、離婚協議を弁護士に依頼すると高額な費用が掛かりますが、弁護士への法律相談なら1回10,000円ほどで済みます。離婚協議であれば、法律相談で相手の出方や状況を報告・相談することで、対応することは十分に可能です。
離婚協議が調停に発展したとしても、法律相談で対応することができます。勘違いしている方がいるかもしれませんが、離婚調停になったからといって、弁護士に依頼しなければならないということはありません。
調停期日は月に1度ほどですので、調停の結果報告と次回期日への対策の為に必要な弁護士への相談も、月に1度ほどで済みます。費用も低額で済みます。
仮に調停期日が10回だとしても、調停期間中に費やす弁護士費用は10万円です。調停を弁護士に依頼すると相場では60万円ほど必要になりますので、大きな差が生じることになります。
まとめ
協議離婚に弁護士は必要?依頼するメリットとその費用
協議離婚の問題点
弁護士に依頼すると、ここが便利!
協議離婚の際の弁護士費用
有料の法律相談活用のススメ