結婚をしてから、夫に コミュニケーション 能力がない ことに気がついたとします。しかし、それだけで離婚をすることはできません。離婚をするためには民法に定める離婚原因に該当している必要があります。
もちろん、お互いの同意があればどのような理由でも離婚はできますが、夫が離婚に同意をしてくれなければすることはできないでしょう。
そのようなときは、コミュニケーションをとる努力をしてみましょう。
コミュニケーション能力がない夫!離婚はできる?
コミュニケーション能力ってどんなもの?
コミュニケーション能力と一口に言っても、さまざまな能力があります。話に説得力をもたせる力、相手に気持ちよく話をさせるために適切なあいづちをうったりする力、話を聞く力、面白い話をして相手を楽しませる力など、さまざまです。
まずは夫のコミュニケーション能力のなさはどこから来ているのかを考えてみましょう。口数が少なく会話がはずまないとか、よくしゃべるけどよけいなことをしゃべりすぎるとか、さまざまなパターンがあります。
あるいは、仕事はできるけど自分との相性が悪くて会話がうまくいかないというケースもあります。自分にも原因があるケースなら、努力をすることで解決ができるかもしれません。
なるべく話すようにすることが大切
人間は学ぶことができる生き物ですので、コミュニケーション能力も向上させることもできます。口数が少ない夫の場合なら、できるだけ頻繁に話しかけることで、会話がはずんでくるかもしれません。
逆に、よけいなことをしゃべりすぎる男性の場合ですと、あえて無視をするという選択肢もあります。例えば、他人の悪口ばかりを言う人でも、こちらが投げられたボールを返さないようにすれば諦めて悪口を言うのをやめることもあります。
逆に、楽しい話をしてくれたときにはこちらも楽しい態度で返すようにします。そうすることで、相手はどんな会話をするのが良いのかということを学んでいきます。
コミュニケーション能力がないというだけでは離婚はできない
このように、努力をすることでコミュニケーションは改善することができますので、基本的にはそれだけで離婚をすることはできません。もちろん、お互いの同意があるならばどのような理由でも離婚をすることができます。
本当にコミュニケーション能力がない人なら、そもそも働いて家族を養っていくことなどはできないでしょう。一緒に住んでいるとお互いの嫌な部分がいろいろと見えてきますが、働いて家族を養ってくれているのだから、ちょっとくらいのことは大目に見ようという姿勢も大切です。
どうしても相性が悪くて離婚をしたいという場合には、そのことを正直に夫に話してみましょう。話をすれば、夫は自分を変えようと努力をしてくれるかもしれません。
赤の他人ならばともかく、元々はお互いに好きになって結婚をしたわけですから、もう一度努力をすることで気持ちを取り戻せるかもしれません。
それでもダメなら、最後の手段として弁護士に離婚の依頼をするという手があります。
病気が原因の場合には離婚ができる?
うつ病などの病気が原因でコミュニケーション能力がなくなっている場合には、離婚ができる場合があります。夫婦には相互協力義務がありますが、この義務を果たせなくなっているレベルですと、離婚原因となります。
ただし、病気が原因で夜の営みができないからといって、不倫はしてはいけません。慰謝料を請求される原因になります。
相手が話し合いができないようなレベルの重度の病気の場合ですと、離婚協議や離婚調停をとばしていきなり裁判になることもあります。まずは弁護士に相談をして、どうすればよいかアドバイスを求めましょう。
まとめ
コミュニケーション能力がない夫!離婚はできる?
コミュニケーション能力ってどんなもの?
なるべく話すようにすることが大切
コミュニケーション能力がないというだけでは離婚はできない
病気が原因の場合には離婚ができる?