結婚もしないうちに喧嘩ばかり、このような状態では将来が思いやられると思っているカップルも多いのではないでしょうか。 喧嘩 が多いと結婚してもすぐに離婚してしまうのではと不安を覚えるものです。
そのような不安を抱える人に向けて、今回は 結婚前 の離婚について考えてみることにします。
結婚前に喧嘩が多い、これは早期離婚のサイン!?
離婚に至りやすい結婚には法則がある
幸せだった結婚生活が破たんすると、夫(妻)や不倫相手など、自分以外の誰かに原因があると考えたくなるものです。そして、気持ちの整理がつかず感情的になっている時期は、他の誰かに責任を転嫁して気持ちを落ち着けよう、関係を修復しようと考えるものです。
ところが離婚の要因となるのは、このような結婚後に生じる問題だけとは限りません。結婚生活におけるさまざまな試練を乗り越えられるかどうかは、結婚する以前から決定づけられているとも考えられます。
そして、さまざまな調査の結果から、離婚する夫婦にはある共通する特性があることが分かってきました。
金銭感覚の違い
ある研究によると、新婚旅行中にお金のことで喧嘩になるようでは、末永く幸せに暮らすことは不可能という結果が出ています。将来の結婚生活における不満と、結婚生活の初期段階でのお金にまつわる喧嘩との間には関連があると考えられているのです。
夫婦間の金銭感覚の差異は、将来の離婚を予測する判断材料の1つになるというわけです。また、収入や裕福度に関係なくこのような関連がみられることも興味深い内容です。
周囲の反対を押し切った結婚
周囲に反対されるほど、2人の間の恋が激しく燃え上がることもあるでしょうが、周囲の反対を押し切って結婚した夫婦ほど離婚率が高いという結果も出ています。そのような困難を乗り越えて結婚した2人です。結婚当初は強い絆で結ばれ、お互いが大変魅力的に感じられるはずです。
ところが、時を経るにつれて、周りの人々が適切なアドバイスをしてくれていたことに気付き始めます。自分たちがいかに若かったか、恋に対していかに盲目だったか、それを理解し相手に対する愛情までも冷めてしまうと、離婚という決断に至ることも少なくありません。
できちゃった結婚
結婚など考えず、もちろん家族計画も立てていない2人の間に子供ができてしまい、その責任を取る形で結婚した夫婦の離婚率は非常に高いといわれています。愛し合って結婚を迎えた夫婦と異なり、予期せず子供ができてしまったことがきっかけとなって結婚した2人です。
相手の欠点や価値観の違いに寛容になれず、次第に喧嘩が絶えないようになります。最終的には離婚することになる夫婦がとても多いのです。
結婚式の場で、「授かり婚」と前向きな表現で妊娠を発表するカップルもいます。また、妊娠しなければ結婚の決心がつかなかった、結婚に踏み切るよいきっかけとして妊娠があったといったカップルも多くいます。このように、できちゃった婚に至る経緯はさまざまです。
結婚など全く考えていないカップルや経済力に問題があるカップルのできちゃった結婚は、悲惨な結末を迎えることにもなります。しっかりと家族計画を立てた上で、結婚に臨むようにしたいものです。
身近に離婚経験者がいる
ある学会誌に掲載された研究結果によると、離婚は社会的に伝染すると考えられているようです。離婚は友人や家族に広がる傾向があり、身近に離婚経験者がいる場合、離婚や別居状態に陥る可能性は75%にも上るというのです。
離婚を経験した近親者によって感化され、困難や苦境を離婚によって解決する傾向が高まってしまうとも考えられます。
喧嘩することはむしろ良いこと
結婚して早い段階で喧嘩をした夫婦は、そうでない夫婦と比べて夫婦関係が円満であるという調査結果も出ています。
このことから、喧嘩が2人の関係に必ずしも悪影響を与えるとはいえないようです。むしろ、喧嘩をすることでお互いの絆が深まると考えるのが妥当なのかもしれません。
まとめ
結婚前に喧嘩が多い、これは早期離婚のサイン!?
離婚に至りやすい結婚には法則がある
金銭感覚の違い
周囲の反対を押し切った結婚
できちゃった結婚
身近に離婚経験者がいる
喧嘩することはむしろ良いこと