結婚生活の「予行演習」として同棲を経て結婚したご夫婦も多いのではないでしょうか。これはデータでも裏付けられていて、 結婚前 に 同棲 したいと考える人の割合は、女性で64%、男性に至っては76%にも上ります。
多くの人が考える結婚前の同棲には、一体どのようなメリットがあるのでしょう。また、デメリットにはどんなことがあるのか、考えてみることにしましょう。
結婚前の同棲に期待できる4つのメリット
2人の生活のリズムを整えられる
異なる環境で育った人間同士であれば、生活のリズムも千差万別ということになります。そのような生活のリズムやちょっとした価値観の違いが原因で、トラブルになることも考えられます。
結婚して喧嘩ばかりしていては、せっかくの新婚生活もつまらないものになってしまいます。そうならないためには、同棲してお互いのペースや考え方を十分理解しておくことが重要になってきます。
起きる時間や寝る時間をはじめ、食事の時間などが自分のペースとは全く違うことも考えられます。また自分にはない習慣を相手が持っていたりすることもありますので、同棲生活はそれらが受け入れられるものかどうかを見極める良い機会になりますので、しっかり確認するようにしましょう。
相手の意外な一面の発見
結婚を前提とした同棲の場合、「好きな相手と一緒に居たいから」といった単純な理由による同棲はむしろ少数派のようで、結婚前に相手のことをより深く知るために同棲を考える人が多数派を占めます。
結婚前に相手と生活を共にすると、ふとした瞬間に相手がポロッと本性を出したりするものです。自分の知らない、相手の意外な一面を知ることができることも、結婚前に同棲することの大きなメリットではないでしょうか。
「こんな筈では・・・」といった後悔の原因になりやすい、こうした相手の内面を暴くことができれば、結婚して数ヶ月で離婚といった悲劇を招かずにも済みますよね。
経済的負担の分担
お互いが一人暮らしをしているカップルの場合は、一緒に暮らした方が家賃の負担も軽く済み光熱費の節約にもつながります。結婚を見据えた同棲であれば、節約したお金は結婚資金や将来のためのとして貯蓄に回すことができるわけです。
場合によっては、これで相手の経済感覚や浪費癖なども確認できるかもしれませんよね。お金の問題は現実的ですがとても重要なことです。
同棲することでお互いのギャップがどの程度あるのか、そのギャップを埋めることは可能なのか、それぞれ確認しておくことも大切です。
結婚を意識するようになる
同棲には、男性に結婚を意識させるようにする効果もあります。相手が誠実な男性であれば、同棲することでその責任を感じ取るはずです。
「長年だらだらと付き合っていたけど、同棲したらプロポーズしてくれた!」といったケースを良く聞きますが、それは同棲生活を通して男性の気持ちに変化が起きたからではないでしょうか。
口では「絶対に結婚しよう!」と言っていても、実際には結婚に及び腰といった男性も少なくありません。そのような男性に真剣に結婚を意識させるために、同棲をしてみることも選択肢のひとつとして考えてみてはいかがでしょう。
同棲のデメリットについて考える
一方では、「同棲をすると婚期が遅れる」といった、結婚前の同棲に対するネガティブな見方もあります。結婚生活の「疑似体験」である同棲生活で気持ちが満たされてしまったがために、本番である結婚そのものに向けたエネルギーがなくなってしまうことがその主な原因のようです。
また結婚に新鮮味を感じなくなるとか、1人の時間を持てないといったことも、デメリットとしてあげられています。メリットばかりではなくデメリットも存在することを認識したうえで同棲生活を始めることが大切です。
まとめ
結婚前の同棲に期待できる4つのメリット
2人の生活のリズムを整えられる
相手の意外な一面の発見
経済的負担の分担
結婚を意識するようになる
同棲のデメリットについて考える