結婚生活が長くなるにつれ「こんなはずじゃなかった」と思う人は多いでしょう。誰もが理想通りの結婚生活を送っているのならば離婚する夫婦はこんなに多くないはずです。
結婚前 に思い描いていた結婚生活と現実とのギャップにはどんなものがあるのでしょうか。実はそれは結婚生活を円満にするためのポイントでもあるのです。
結婚前とどう変わった?結婚生活の理想と現実
もしもタイムマシーンがあったなら?
「生まれ変わってももう一度あなたと結婚したい」という台詞は映画やドラマではよく使われています。もちろん実際にそう思っている夫婦も世の中には数多く存在しているはずです。
しかし離婚する夫婦の数も相変わらず多いのが現在の日本です。「もしもタイムマシーンがあったら結婚前の自分に考え直しなさいと伝えにいくのに」と思っている人もいるでしょう。
もしかすると「もう一度同じ人と結婚したい」と思っている夫婦でも結婚前に思い描いていた結婚生活とは違ったという人もいるかもしれません。違っていたけれどそのギャップも幸福であるという「結果オーライ」な結婚生活であれば後悔はないでしょう。
どんな夫婦も結婚前に思い描いていたのは「理想の結婚生活」だったはずです。結婚後にそれはどのように変わっていくのでしょうか。
こんな人だとは思っていなかった!
恋人同士のときには気付かなかったけれど、夫婦になったら見えてくる相手の本性というものがあります。不思議なことに長く付き合えば本性が見抜けるというものでもないようです。
恋人という「非日常の立場」から家族という「日常の立場」に変わったことで、ようやく見えてくるものがあるのです。その変化が許容範囲だったり良い方向への変化であればいいのですが、結婚生活の継続が困難であるような変化がある場合もあります。
家庭内で起こる「DV」、「モラハラ」といった支配的な暴力や暴言は結婚後に発覚することも多いのです。そのほかにも家族という枠組みになったことで「借金問題」、「ギャンブル依存」という金銭的に家計を圧迫するものが発覚することもあります。
恋人という他人の関係のときにはごまかせた部分が家族になることで露呈してしまうのです。「こんな人だとは思っていなかった」のレベルもここまできてしまうと深刻です。
生活習慣の違いがありすぎる!
結婚して一緒に生活するようになると生活習慣の違いというものもクローズアップされます。一緒に旅行したりお泊りデートをした際にはそれは「非日常」なのでお互いに譲り合うこともできますが、日常になってしまうとそれができなくなるのです。
お風呂に入るタイミングや食事の際のこだわりなど、些細なことは些細だからこそ気になるものです。
最近は核家族や兄弟が少ない家庭も多く、個人の部屋を与えられて育った人が多いでしょう。自分のペースで生活してきた人はそのペースを乱されることがストレスになります。小さな我慢が積み重なって爆発してしまい喧嘩になるのです。
子は鎹とは言うけれど・・・
結婚して子供ができると立場はさらに変わってしまいます。子供の存在があるから夫婦の絆は強くなるという面もありますが、どうしても「父親」、「母親」という立場でお互いを見るようになるので、それが不満に思えるときもあるようです。
最近は男性にも積極的に育児に携わる人が増えましたが、やはり女性にとっては仕事を辞めざるを得なかったり、子育てにまつわる様々な問題を抱えることで「夫とは対等ではない」と思うようになるもので、そこに「こんなはずじゃなかった」という理想とのギャップが生まれるのです。
結婚前に心がけることは?
結婚後に理想と現実のギャップを感じて結婚したことを後悔しないために、結婚前に心がけておくことがあるとしたら、それは相手の育った家庭環境をよく知っておくことです。両親の関係や親子関係などを観察して自分の育ってきた環境との違いを考えてみましょう。
結婚前には不安材料があっても「なんとかなる」と思いがちですが、そこで冷静になって考えてみることが必要です。「こんなはずじゃなかった」と思わないために予め覚悟をしておくこと、そしてギャップを受け入れる心積もりをしておくことも結婚生活を円満にする秘訣なのです。
まとめ
結婚前とどう変わった?結婚生活の理想と現実
もしもタイムマシーンがあったなら?
こんな人だとは思っていなかった!
生活習慣の違いがありすぎる!
子は鎹と言うけれど・・・
結婚前に心がけることは?