離婚後は何かとお金がかかります。本来夫婦で過ごしていた時期得られていた収入も離婚することで収入が減っていきます。専業主婦だった場合には収入がゼロになっていまうということにもなりかねません。貯金があるとしてもその貯金は将来のために崩せません。
そこで今回は離婚後の 家計簿 を ノート にまとめるべき理由についてご紹介します。
離婚後の家計簿をノートにまとめるべき理由とは
最近の家計簿事情とは
最近では、家計簿を簡単に記録できるアプリなどもあるので、家計簿をつける習慣が身についている人も少し多くなってきましたが、若い人だと家計簿をつける習慣がない人もいて結婚後も家計簿をつけていないという家庭も少なくないようです。
しかし、お金の管理をするうえでお金の収入支出をしっかり把握するためにも家計簿はしっかりとつけておく必要があります。実際に1か月間家計簿をつけて見ると意外に無駄遣いが多いということに気づかされることもあります。
ですので、特に離婚して収入が減っているのにもかかわらず出費が多い時期には無駄遣いをせず、かつ貯金を貯めていくためにも家計簿をつけることは必要不可欠なのです。さらにいうと、子どもを連れて離婚しているのであればなおさら家計簿で生活費管理をする必要があります。
老後にかかるお金
ここからは将来必要となる出費についてご紹介します。
まずは、離婚して独身だと仮定した場合の老後にかかる出費についてご紹介します。
ここでは、わかりやすく離婚して正社員として働いていたと仮定した話をします。もし、ずっと非正規雇用で働いていた場合にはさらに経済的な負担がかかる場合もあります。
まず、退職後の収入は、主に公的年金です。厚生年金ならば月14万前後、国民年金だと大幅に減って月5万前後です。さらにいうと年金額は、厚生年金は働いていた期間の報酬額に、国民年金は年金の納付期間に左右されるものです。
ですので、必ずしもこの金額がもらえるというわけではありません。
また、退職金も貴重な収入になってきますが、退職金の金額に関しては最終学歴や勤続年数、会社によっても異なりますが老後の生活費は年金や退職金だけではまかなうことができないこともありますので、その際に貯金を使うことがあるので、働けているうちに準備しておく必要があります。
教育にかかるお金
では、次に子どもを連れて離婚をしている場合子どもの教育にかかる費用についてご紹介します。今回は公立学校に通っていると仮定します。
小学校にかかる費用は6年間の合計約182万円だといわれています。そして中学校には3年間合計で約138万円だといわれています。高校では現在は無償化が続いていることから中学校3年間に比べると少なくなって3年間合計約120万だといわれています。
このなかには、高学年になっていくにつれて習い事をする機会が増えたり塾に行くことも多くなるかと思うので、それらの学校外教育費と呼ばれているものも含まれていますので、学校外教育費分を抑えることは可能ですが、いずれにしても膨大な費用がかかることには変わりありません。
さらにここから先大学や専門学校への進学を考えるとなれば、最も費用を抑えられる教育コースとして考えられるすべて公立学校に進学したとしても幼稚園から大学まで約780万円かかるといわれています。
もちろんこれは子ども1人分のきんがくですので、子どもが複数人いる場合ではその人数分の費用が掛かるということです。
家計簿をノートにまとめるべき理由
ここまで、それぞれ状況に応じてかかってくる費用についてご紹介しましたが、どういった状況であっても生きていくうえで莫大な費用が掛かるということがお分かりいただけたかと思います。
そこで、無駄遣いを削減するためということと少ない収入でも貯金を増やすという意味でも家計簿はノートにまとめるべきなのです。
もちろんアプリの家計簿でもいいのですが、アプリだった場合には誤ってデータを消してしまったなどで記録が消えてしまうことも全くないとはいいきれません。電子機器を使うことは便利で確実性があるようですが、記録をずっと残しておくという意味では紙媒体のほうが確実で安心です。
家計簿は無駄遣いをしていないかどうかということや、保険などの見直しの際に現在どのくらい費用をかけているのかということを把握するために過去にさかのぼって確認することもあるので、家計簿はノートに記しておくことをおすすめします。
書き方はさまざまありますが、最も簡単な方法は、買い物のたびにレシートを受け取ってそれをノートに貼っていき、それぞれの項目でかかった費用を計算するという方法が最も簡単で手軽であるので、面倒くさがりでなかなか継続できないという人にはおすすめです。
まとめ
離婚後の家計簿をノートにまとめるべき理由とは
最近の家計簿事情とは
老後にかかるお金
教育にかかるお金
家計簿をノートにまとめるべき理由