近年家事ハラという言葉を聞く機会が増えてきました。せっかく家族の生活のためを思ってやっている家事なのに、それに対しての嫌がらせをされてしまうということは、離婚の原因にもなってしまいます。
では、今回は離婚の原因になる嫌がられる 家事ハラ についてご紹介します。
離婚の原因になる嫌がられる家事ハラとは
家事ハラとは
家事ハラとは、家事労働ハラスメントの略で家事を行う人に対する嫌がらせのことをさしいています。近年では共働き世帯が増えていて仕事をせず家事を担う専業主婦を蔑む人も多くなっています。
もちろん、共働きで家事も仕事も両立している女性は、専業主婦よりも負担があるのかもしれませんが、だからといって仕事も家事もしている女性の方が偉いというわけではありません。
しかし、それがわからずに専業主婦の妻に対して専業主婦で家事しかしていない生活でのんきなもんだ、仕事をしろなどと圧力をかけるような夫は妻に対して家事ハラをしているともいえます。
また、夫から妻に対して、そして妻から夫に対しての家事に関するダメ出しを家事ハラと呼ぶ場合もあります。これによって、家事ハラという言葉は家事を行う人のやる気を失わせる言葉という意味を持つようにもなりました。
嫌がられる家事ハラとは
結婚する前は、異なった生活習慣の中で生活している人が結婚するのですから、それぞれ家事に対して言いたい事があるかもしれません。
ですので、家事に対してのダメ出しをしたくなる気持ちもわからなくはないのですが、言い方を気を付けなければとたんに家事ハラと見なされ、夫婦仲がわるくなってしまい、最悪の場合離婚となってしまうこともあります。ここからは、嫌がられる家事ハラについてご紹介します。
夫が嫌がる家事ハラ
まず、男性の場合には家事に協力的である人が家事ハラを受けやすい状況にあるようです。特に共働きで妻も仕事で疲れているだろうという気遣いから家事を手伝ってみたものの、妻が普段やっているやり方と異なっていることからダメ出しを受けることになってしまうようです。
ほかにもやり方が雑ということややり方が下手などといわれてしまうことが多いようです。たしかに普段と違うやり方をされてしまうのは妻側からしたらダメ出しをしたくなることもあるかもしれませんが、このダメ出しをしてしまうことで夫のやる気が減ってしまうこともあり、家事を手伝ってもらえないことになってしまいます。
忘れてはいけないのは、夫も仕事をしながら妻を気遣って家事を手伝ってくれているということです。やり方の違いを指摘するのも必要なことですが、それよりまずは夫に家事を手伝ってくれたことに対しての感謝の気持ちを伝えてください。
それから普段のやり方を教えてあげることで家事ハラをすることを避けられます。反対に夫側としては家事ハラ被害を避けるためには、家事を手伝う際には妻のやり方に沿って行うことを心がける必要があります。
妻が嫌がる家事ハラ
一方、普段から家事をしている妻は夫や家族が自分が家事をしていることに対しての感謝の気持ちが薄れていると感じると嫌な気持ちになります。さらに、そこで家事に対してのダメ出しを受けると怒りに火に油を注ぐような行為になってしまいます。
たとえば、料理の味が薄いとか、掃除の仕方が甘いなど小さなダメ出しでも喧嘩に発展してしまうこともじゅうぶん考えられます。
さらに、別の仕事をしているのにもかかわらず、朝なんで起こしてくれないの?とかシャツにアイロンかけろとか俺の部屋のゴミを捨てておけとか自分でもできるようなことも押し付けてしまっては妻としても面白くありません。
特に、料理に関してのダメ出しは危険です。キッチンは女の城とも呼ばれているくらい料理をする女性にとっては神聖な場所です。ですので、たまにでいいので、いつも家事をしてくれていることに対して感謝の気持ちを伝えること、そして自分でできることは自分でやるということを心がけてください。
家事は、毎日のことで休みがなく重労働です。家事をするのは当たり前のことですが、感謝の気持ちを忘れてしまうのは夫婦の絆にひびを入れてしまうことになってしまうので、気を付けてください。
まとめ
離婚の原因になる嫌がられる家事ハラとは
家事ハラとは
嫌がられる家事ハラとは
夫が嫌がる家事ハラ
妻が嫌がる家事ハラ