離婚理由でよく聞かれる価値観の違いですが、どの夫婦にも価値観の違いは必ずあるものです。しかし、同じ価値観の違いでも許容範囲となるものと、許容範囲を超えてしまい離婚の原因になることもあります。
今回は、離婚理由となりやすい 価値観の違い についてご紹介いたします。
離婚を招いてしまう価値観の違いとは
価値観とはなにか
まずは価値観の違いとよくいいますが、そもそも価値観とは何を指すのかわかりにくい部分があります。一般的には食の好み、家事の仕方、好きな洋服の系統、生活習慣、趣味、子育て、金銭感覚などがあげられます。
これ以外にも価値観にはさまざまな種類があり、価値観は育った環境に影響を受けることが多いので夫婦であっても、結婚する前はそれぞれ別の環境で過ごしていたので価値観の違いは必ず存在します。
しかし、その価値観の違いには許容範囲であるものと許容範囲を超えてしまうものがあります。許容範囲を超えた価値観が夫婦間で発生するとそれが離婚原因となってしまうのです。
優先順位の違い
物事の優先順位が違うということは、離婚原因に繋がる価値観の違いであるといえます。たとえば夫側に問われてくる優先順位の違いとしては仕事をとるか、育児をとるかという点です。
夫が仕事熱心であることはとてもいいことなのですが、仕事から帰ってくるのが毎日遅いことや、休日返上してまで仕事に熱心になってしまうのは家族と過ごす時間が極端に短くなってしまうので、嫁の立場からしたら母親としては子どもに淋しい思いをさせることが気になってきます。
この優先順位がちがうことで発生してしまう価値観の違いとは大切にするものが違うことにあります。互いに1番大切なことと考えているからこそ、ゆずれない部分が大きくなり、衝突してしまう原因となるのです。
自分の主張を押し付ける
わかりやすい言葉としては、亭主関白や、かかあ天下という言葉で表わされることが多いですが、あまりいい意味ではありません。
これは、自分が正しいと思うことが正しいルールだと思っているので、相手の価値観を尊重することができず、自分の主張を押しつけようとする時に夫婦間にとって深刻な価値観の違いが生まれます。
優柔不断すぎるのも困りますが、なんでも自分が1番と考え、自分が正しくてそれと異なる考えは全て間違っているという極端な考え方では誰もついていくことができません。
自分と違った考えをもっている人も世の中にはたくさんいます。それぞれの考えも自分とは正反対であってもそのような考え方もあるのだと柔軟に受け止められる性格の人であれば、この問題で悩むことはなくなります。
価値観の違いからくる衝突を防ごうとしない
好きな相手のことであれば、ある程度の価値観の違いは受け入れたり、尊重したりすることで、価値観の違いで夫婦が衝突してしまうことがないように方法を模索することができますが、それができないということは相手のことを好きではないということです。
好きな相手なら、価値観の違いがあっても、そこに新たな魅力を発見したと前向きに捉えることでその価値観の違いがあっても夫婦がどうやってうまくやっていくのかという方法を考えることができるものですが、その方法を考えるほど相手のことを好きではないので、そのまま離婚へ直結します。
価値観の違いで別れた夫婦はこのタイプが多いです。
価値観が違い過ぎて疲れた
特に生活習慣や、食の好み、家事仕方での価値観の違いが原因で離婚となる夫婦によくみられますが価値観の違いに疲れてしまうというタイプです。
生活習慣や食、家事に関しては夫婦で生活しているうちには毎日必ず関わりのあるものです。生活習慣や食のこと、家事のことは、生まれ育った環境が大きく影響してくるので、なかなか妥協できない点でもあります。
生活習慣や食の好み、家事の仕方について求めるものが違いすぎると精神的にも肉体的にも疲れますし、健康にも影響が出てくることもあります。些細なケンカであっても突然離婚に発展してしまうケースが多いのはこのパターンです。
倫理感の違い
浮気や借金をするような倫理観のない人とは当然価値観の違いが生まれてきます。倫理感の違いに関しては妥協することはありません。ここで、我慢しても相手の倫理感は変わらないので、今後の身の振り方を考える必要があります。
まとめ
離婚を招いてしまう価値観の違いとは
価値観とはなにか
優先順位の違い
自分の主張を押し付ける
価値観の違いからくる衝突を防ごうとしない
価値観が違い過ぎて疲れた
倫理感の違い